ソロになって4作目となるアルバム。 前作3作まではタイトルに沿ったアルバム作りをしてきたフミヤ。このアルバムはシングルを作るつもりで溜まっていった曲をまとめた作品。前年の「Another Orion」の成功があり、スタンダードな部分を更に追求したアルバムです。 この後にF−BLOODに入ってしまうので、初期の総括みたいな作品に思います。 シングルを作るつもりでという目的で作られただけあって、いい曲が多いです。 「ALIVE」は中でも群を抜いて名曲で、ファンの中でもベスト3に入るのではないでしょうか? 「耳元のアイツ」「ヘブンの入り口」はライブで定番です。 ブラザーコン作曲の「真夜中の歩道」でソロになって初めて黒っぽい作品。 得意のバラードも当然あります。でもシングルでドラマ主題歌になった「DO NOT」も「RAIN STORY」もファルセットとたくさん使った新しい感覚のバラードでした。 フミヤらしく新しいカラーもちゃんと入れてます。僕が一番におすすめするのは尚之作曲の「MY TYPE」でクールな歌い方がめちゃくちゃかっこいいです。「DO NOT」をテレビで歌ってた時はアフロヘアーでしたが、その時に「MY TYPE」歌えば面白かったかも?フミヤらしい曲だしエロカッコイイって奴です。
S.E.N.S.の作るメロディには常に「切なさ」を感じる。一般的に言われるヒーリングミュージックとも少し違った「人生」をも感じさせる音楽作りなのである。まさに、彼ら(彼と彼女)にしか作り得ないであろう、その哀愁漂うメロディライン・サウンドの数々は、たびたび使用されてきた映像の世界から独立させた音楽の世界でも鋭く私たちの胸に突き刺さる。 実は、私が初めてそのメロディを意識したのは遅くて、TV「あすなろ白書」からであった。このドラマのストーリーの良さに見落とされがちだったのであるが、S.E.N.S.はここで実に印象的なメロディを作り上げていて(track4,14)、時には優しく、時には切なくその音楽は流されていた。それはドラマ「青い鳥」においても同じなのであるが、情景が目に浮かぶような音楽とはこのことである。 単に耳障りの良い音楽を作り上げるには、メロディラインさえしっかりしていれば、一般のミュージシャンにとってそう困難なことではないかもしれない。しかし、力量が問われるのはそこからで、ここで彼らは状況に応じて、さまざまな楽器とバックボーカルで実に印象的にアレンジしている。それと曲によっては、いわゆる音楽の「間」の使い方がうまいのだ(track4,8等)。 タイトルにある「透明」という言葉には多少の違和感もあるのだが、このような素晴らしいサウンドはこうして生み出されたのではなかろうか。
名曲が入ってる事は確かだと思いますが、やはり一般に持たれているバラードのイメージが強い感じを受けました。 ライブでセクシーなナンバーやロックンロールを踊るフミヤさんが大好きで、一緒に踊って汗を流してきた者としては、フミヤさんの歴史を印象づける記念盤としてファン以外の方に聴いてもらうには少し物足りない気がします。 タイアップという点を強調するなら「Good day」「SUMMER BOY」が入ればまた雰囲気が変わったのではないでしょうか。ただ、タイアップにこだわるよりも、もっとファンが求めるものを汲み取って作って欲しかった、という気持ちが大きいです。
せめて初回限定盤に付いているのDVDを併せて観て、フミヤさんの色々な魅力を感じてもらいたいです。
今S.E.N.S.のCD届きました。とってもいいです。涙がでます。 毎日の生活をゆっくり振り返る時間があります。そして癒されます。優しい気持ちになれます。 私はS.E.N.S.の楽譜は持っているのだけど、CDは初めて買いましたがいいですね。是非主人にも聴かせたいな~。
'88から'93までの代表曲を集めた「STATEMENT」の続編となる、'94から'98までのベストアルバムです。「Sweetheart Story」や「透明な音楽」などの、ある一定のコンセプトに従って選曲したベストアルバムとは異なり、純粋に'94から'98までの曲から代表曲を選んでいるので、個々のアルバムを購入する前にまず予習をしてみたい、あるいは、この期間の S.E.N.S の歩みをダイジェストで味わってみたい、というような方に最適なアルバムかもしれません。 参考までに、各曲の詳細は以下のとおりです。 1. Peace of Mind~Strings 〈18th アルバム「Palace Sketch」収録〉 2. Palace Memories 〈17th アルバム「Palace Memories」収録〉 3. 輝く季節の中で 〈15th アルバム「輝く季節の中で」収録〉 4. Flying 〈21th アルバム「Flying」収録〉 5. Tin Field 〈16th アルバム「Asian Blue」収録〉 6. Heaven's Song 〈21th アルバム「Flying」収録〉 7. 大空の記憶 〈14th アルバム「出逢った頃の君でいて」収録〉 8. Aurora 〈24th アルバム「組曲II やさしさの選択」収録〉 9. Prime Season(プライムシーズン) 〈15th アルバム「輝く季節の中で」収録〉 10. Brightness 〈25th アルバム「With」収録〉 11. Magic Warriors 〈17th アルバム「Palace Memories」収録〉 12. L'oiseau Bleu 〈23th アルバム「L'oiseau Bleu」収録〉 13. Afternoon Tea 〈24th アルバム「組曲II やさしさの選択」収録〉 14. Asian Blue~月が泳ぐ海 〈16th アルバム「Asian Blue」収録〉 15. Wish 〈25th アルバム「With」収録〉 コンセプトにあわないばかりに、前述のベストアルバムには収録されなかった名曲も多数収録されています。ぜひ聴いてみてください。
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