今巻の内容は簡単に説明するとマサキの複雑な思い、生い立ちを明かされた美久の精神的成長(マサキの記憶は転生時に引き継がれるが美久の記憶はリセットされるため)を主に25年前(前作のゼオライマー)から登場している人物の内情、特にマサキの義父である築嶋会長の正体も前作を読んでいる人なら分かるような描写がされています。
ロボット漫画ながら戦闘シーンは後半2話しかありませんが少しづつ明かされる謎等一気に明かされるより長編漫画として楽しめるのでこういう人物描写も大切だと思います。
Xダイバーに関してはまだまだ謎が隠されているのでこれからどう物語が動いていくのか楽しみです。
巻末の4コマ漫画は完全に蛇足でシリアスな世界観をぶち壊しな感があります。
「強殖装甲ガイバー」の高屋良樹が「ちみもりを」名義で描いていたロボットアクション漫画の隠れた名作。 「レモンピープル」連載終了から約23年の時を経て描かれた完結編を加え、雑誌連載時にカットされたページも復刻した完全版。 しかしながら全然感動しないんだよね〜、予想範囲内の展開やオチを今さら見せられたって。 絵もむしろ今の方が下手になっちゃってるのがわかって若干辛いし。 もちろん内容のエロさエグさも含めて作品の価値は変わるところが無い。繰り返すが名作である。 問題なのは、こうやって完結しても作品の価値が上がったとは全然思えないところ。 まぁ、こういう名作が再び世に出ることで新しい読者を獲得できて作者にも印税が入るんだから、 それなりの意義はあるんだけどね・・・。 かつて梶原一騎が「柔道一直線」を放り出したようなラストで締めくくったことで読者の反発を買い、 結局完結編を書かざるを得なかった話を思い起こさせる。
話は完全版ゼオライマーの続きです。
スパロボやOVA等でしか知っていない人には話が分かり辛いと思うので完全版を読んでからこちらを読むことをお勧めします。
主人公機であるXダイバーが幻のサンライズ版変形ゼオライマーを踏襲していたりある登場人物が旧ゼオライマーに登場していたキャラと似ていたりと色々と伏線が張り巡らされているようです。
この巻は殆どロボット戦なのでごちゃごちゃとした印象もありますがサクサク読めます。
完全版の「喰らい尽くせ、ゼオライマー!!」の後が気になっていた人にはお勧めです。
この4巻では、登場人物を苦しめる戦闘が描かれてます。
対戦相手は主人公をブッ殺す気満々で襲いかかるのですが、激情したキャラや戦闘の影響で崩れてく建物など、とても迫力のある戦闘が展開されててすごく面白いです。
この漫画の何が凄いかって、全てが丁寧に描かれてるんです。
登場人物もロボットも戦闘場面も背景も描きこまれていて、1コマ1コマをじっくり見ないと失礼な位に思わせてくれます。
だから続きが物凄い気になる漫画で、コミックス派の自分は正直「早く次巻出して〜」とか思っちゃいます。
先の展開が気になる一方だけど、この漫画の素晴らしいクオリティは下げて欲しくない…
も〜(良い意味で)意地悪な漫画です!
ゼオライマーの正統な続編である本作品、ちゃんと前作のHな部分も踏襲しつつ、戦闘シーンにも力がはいっています。今後の展開がまだ見えませんが、ゼオライマーが登場?したのか等続巻が早区読みたい展開で本巻は終了します。ぜひ一読をお勧めします(特に前作を読んだ方は)
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