2010年5月25日
作者の大迫純一氏が病気のため逝去されました。ご冥福をお祈りいたします。
シリーズすべてを通して読むと、この巻では
とても感動できます。
一区切り付く巻です。
ぜひシリーズ全部を読んでみてください。
「妖精探偵社の米村孝一郎」を知っている人なら、この素敵なコラボレーションを2倍楽しめると思う。
米村孝一郎は寡作な漫画家だけど、これをきっかけに名前を知った人にはぜひオリジナル作品も読んでみて欲しい。
今までに発表された短編がまとめて読めるのは良いですね。
未発表だった短編も相変わらずの「らしさ」で○です。
大迫さんだけでなくいろんな人の思いがこもっているであろうこの1冊。
ここから「ポリ黒」「ゾアハンター」に入って行くのもいいと思います。
個人的には内容はもちろんのことBUNBUNさんの口絵に涙が出そうになりました…
久々に、一気に読ませる本でした. ストーリーのテンポがとてもよい. まだまだ謎、というか、主人公の過去など浅いが、これは、この続刊にて明らかにされていくのでしょう. とにかく、楽しめる一冊でした.
前半は1人の少女を保護することやペルセルテがフォロンに猛アタックする話のようで、
後半は物語が急加速して、徐々にクチバ・カオルやエンプティ・セットについて明らかになる感じです。
何より重要なのは、神曲をテーマとしたこの話で、初めて『ダンテ』について触れられます。
物語も終盤にさしかかり、次々と新しいことが分かっていく、重要な一冊だと思います。
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