待ちに待ったDVD化だが、残念なことに、日本語吹替えが収録されていなかった。作品の内容は文句なしです
ロックビデオの中で、最高傑作のひとつだと思っています。
もう何度観たかわかりませんが、何度観ても引き込まれます。
70年代のアメリカのロックを方向付けたグループ『ザ・バンド』の素晴らしさを見事に表したライヴです。
アルバトロスの配給している映画では久々によかった映画でした。観ていて「俺は今B級映画を観ている」という不思議な感覚を味わえます。ヒトラーロボ登場シーンは不覚にも笑ってしまいました。
ザ・バンドのほうは安さにつられて「ついでに」買っただけなのだが、『タイガー・ランド』が4つ星だとすればこちらはその上をいく、すばらしいできばえだった。いったい誰がこの映像を撮ったのかと思えば、なんと監督はマーティン・スコーセッシだった。映像中にも髭面で登場する。どうりで・・・。 冒頭「この映画は大音響で見てくれ」というメッセージが出る。この指示には従った方がよい。ザ・バンドの演奏のすばらしさは当然として、ゲスト陣の豪華さにも目を疑う。ニール・ヤング、ジョニ・ミッチェル、マディー・ウォーターズ、エリック・クラプトン、ボブ・ディラン・・・。どういうコネクションなのか理解に苦しむが、ニール・ダイアモンドやヴァン・モリソンまで登場する。それがみんな、いかにも「友情出演です」という感じではなく、それぞれのライブとしても最高のパフォーマンスを披露する。ロック、フォーク、ヒルビリー、カントリー、ブルース、クラッシック、ジャズと音域も広いし、登場するゲストたちの「エスニック」的背景もユダヤ系、アイルランド系、アフロ・アメリカン、カナダ人、イギリス人と多彩だ。ザ・バンド音楽の懐の深さを感じさせる。中でもニール・ヤングの珍しく「明るい」表情と意外に「上手い」コーラスぶりには驚いた。ザ・バンドのメンバーと同じカナダ人同士だという連帯感を感じさせる。特典映像の音声解説も必聴。 ラストシーンでザ・バンド演じる可憐な「ワルツ」と、それに続く(なぜか)『グリーン・スリーブス』が流れると、ほとんどの40代50代のオヤジは思わず涙するのではないか。もちろん、登場するミュージシャンたちをはじめて見る(聴く)という若い人たちにもお薦めの一枚だ。
名作「キングコング」(1933)とほぼ同じスタッフによるコング番外編といえる愛すべき作品。「キングコング」の特撮マン、ウィリス・オブライエンを駆け出しだった若い頃のレイハリーハウゼンが手伝っており、ジョーヤングを丁寧にアニメートしています。オブライエン得意の恐竜がでてこない分いまひとつ魅力に欠ける本作ですが、見せ場はかなりあります。まず南国ムード満点なエキソジックなセット、本物のライオンとジョーヤングとのからみ(合成)、ジョーヤングの愛らしい動きなど、とくにラスト近くの孤児院でのジョーが大活躍する特撮によるスペクタクルは、素晴らしいの一言。 ハリーハウゼンの初期の仕事としても興味ぶかく観れる一遍です。 ジョーとテリームーアとの心の交流も観ていてホノボノとした気分にさせてくれます。怪獣好き、特に猿ずきなひとは、観といて損はないです。 モデルアニメーションのパイオニア ウィリス・オブライエンはこののちメキシコを舞台に巨大サソリが暴れまくる黒い蠍 特別版 [DVD]ロンドンを舞台に恐竜ビヒモスが暴れまくる大海獣ビヒモス [DVD]を世に出しひっそりと他界されました。
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