香水なんですが、葉巻の煙に似た甘い香りがします。 煙草は辞めたので、香りだけ楽しんでます。 おしゃれなロマンスグレーの落ち着いた大人の甘い香りがします。 青の方はちょっと辛いスパイシーな香り。ゴールドの方は甘い香木のような香りです。
キューバが陥った状況は、未来の日本を襲うかも知れない。
ソ連の崩壊、アメリカによる総力経済制裁 によって、資源・医薬品・食糧等が入ってこなくなった。病死・餓死の恐れさえ出てきた。こちらが本当の「キューバ危機」だろう。これを、どのようにして乗り切ったのかは、本書のリポートで明らかにされる。
カストロはベジタリアンになり、閣僚たちは都市農業の研究に熱中した。弱者・病人は最優先に守られ、市民たちの参加によって都市有機農業は発展し、ハバナ220万人都市他キューバは、危機から脱する。
大切なのは、人間関係性の絆の蓄積(ソーシャル・キャピタル)だろう。以下のエピソードが心に強く残る。
「電気は全部止まり、夜は真っ暗でした。ですが、病院だけは煌々と明かりが灯っていました。乏しい資源をかき集めて市民の命を守ろうとしている。明かりはその象徴のように思えたのです。限られた資源と予算をどこに投資すれば国民は豊かになれるか。チェスの手を考えるように熟慮している。苦闘する政府を信頼する気になりました」(ミゲル・バヨナ氏)
結果として、市民の多くが菜園で自給することで家計を助けると同時に、自然を相手に生産活動をする充実と、菜園を通して市民相互のコミュニティーが醸成されるたのしさという「真の豊かさ」を得た。天の配剤だろう。
殺伐感が忍び寄る日本にとって重要なヒントかも知れない。
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