本芝ジュニアバンド(天理教こどもおぢばがえり2008)
夢幻の軍艦 大和(11) (イブニングKC) |
この手の戦記シミュレーションもので読者が一番求めるものは、「せめて架空でもいいから米軍を完膚なきまでに叩きのめしてくれ!」だと思う(ちなみに私は特別に反米主義ではない)。その路線でいうなら本書は十分に読者の期待に応えてくれている。戦艦大和や空母機動部隊の胸のすく活躍にスカッとさせられる。緻密で複雑な作戦が実際はそうやすやすと成功するはずもないのだが、そんなことは気にしない。
ただ本作はタイムスリップものなので、戦争の結果が未来への影響として出るようになっている。対米戦で大勝してしまうと日本は軍事覇権国家として存続してしまい、そうなるとどうしてもハッピーエンドとは思えなく、後味の悪いものになってしまう。今後、どのような未来を想定しつつ戦争を進めるのか期待するところである。 |
夢幻の軍艦 大和(10) (イブニングKC) |
いよいよ、マリアナ沖海戦突入です。
史実では、対空戦闘に終始した第二艦隊(山口艦隊ですかね!) が米空母に主砲を振りかざし、七面鳥撃ちといわれた小沢第三艦隊が アウトレンジ戦法を成功させます。そして、直掩機のないまま 夜明けを迎え、米艦載機来襲を覚悟する大和の上空にこれを守らんと する台南空戦闘機の面々が、、、!泣けます、ほんとに!この情景を 漫画で描いてくれた作者に感謝です。小沢長官の参謀飾緒なんか気に せずにね(この方がかっこいい)。旗艦大鳳が敵潜の攻撃をしのげるか 次巻が大いに気になるところです。ただ、この巻ついに主人公がでて こなかった、、、。 |
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