本田美奈子 「The Star-Spangled Banner」「君が代」独唱
![]() 心を込めて... |
本田美奈子さんが38歳の若さで、急性骨髄性白血病で急逝されてから3年が過ぎようとしている。
私はこれまでは、本田美奈子さんのあまり熱心なファンとは言えず、アイドル時代も歌のうまい子だなと想った程度で、ミュージカルやクラシック(クロスオーバー)に取り組んでいるという噂を聞いたときも、“歌うこと”に対する彼女の意欲と熱意に賛嘆しつつも、なかなか聴くチャンスがつかめずに時間が過ぎてしまい、そして悲報に接することになってしまった。 最近やっと気持ちを整理して、彼女の遺してくれた作品に接し、そのあまりの美しさ、特に清純な高音の驚異的な伸びにはしばし言葉を失ってしまった。ありきたりの言葉だが、もっと早く聴かなかったことがあまりに悔やまれる。 このアルバムは、本田美奈子さんのデビュー20周年記念の企画として、彼女が緊急入院する直前に仮録音された音源を中心に、先のクラシックアルバム『Ave Maria』『時』のレコーディングの際に同時に収録された未発表の音源などを加えて構成されたメモリアル盤で、いずれの曲も歌手・本田美奈子の魅力あふれる美しさをたたえているが、亡き坂本九さんの名曲“見上げてごらん夜の星を”の心に染み入る清純なソプラノ・ヴォイス、“命をあげよう〜『ミス・サイゴン』”、“オン・マイ・オウン〜『レ・ミゼラブル』”のまさに魂を絞り上げるような絶唱が深く心に残る。アイドル系出身とされる彼女が(ご本人はデビューの初期から“アイドル系”とされることは不本意だったとのことだが)、これほどの歌唱力と表現力に到達するとは、もちろんその陰には、天賦の才能とひたむきな努力があったのだろうが、驚異というほかはない。 そのほか、“Lovin' You”も絶品。こういう歌い方が出来るのって、オクターブ領域の広い黒人女性だけなのかと漠然と思っていたが、本田美奈子さんのこの歌は、オリジナルのミニー・リパートンさえ凌ぐのではと思う。また、やはり何と言っても、本田美奈子さん自身の[生きること]への歓喜をいっぱいに表現した“つばさ”が秀逸。常に話題になる例の10コーラスにわたるロングトーンに、「私、もっともっと生きたい、そしてもっと歌い続けたい!」という美奈子さんのメッセージが託されているようで、胸が切なくなる。 もっともっと生きてたくさんの心に響く歌を歌い続けてほしかった。ミュージカルにも意欲的に取り組んでいた彼女には、例えばあの『エヴィータ』の名曲“アルゼンチンよ泣かないで(Don't Cry For Me Argentina)”なども彼女に歌ってもらいたかった歌のひとつだが、今は叶うことのない夢になった。改めて彼女が遺してくれた数々の素晴らしい歌に心から「ありがとう」を言いたい。心を込めて。 |
![]() WHITE ALBUM キャラクターソング 緒方理奈 |
PCゲームのエンディング曲になったもの。SOUND OF DESTINYよりは個人的には落ちるけどやっぱ良い曲だと思います。レトロな感じもします。 ただ、歌詞の内容的に由綺が歌った方がいいんじゃないかと思うんですが。 |
![]() 純~21歳の出会い~ヘイリー・ミーツ・ジャパニーズ・ソングス-デラックス・エディション(初回限定盤) |
個人的に大好きなヘイリーが日本のポップスを歌うということで、邦楽には興味のなかった私もすぐ購入を決定しました。何度聞いても最高だなと感じたのは本田美奈子.さんとの「アメージング・グレイス」のデュエット。日本語で歌っているので、片言の日本語なのはちょっと惜しいな、と感じましたが、終わり際のハーモニーはとてもとても美しく、心が洗われます。
また、日本ではもう「ちょっと昔の作品」と思われる曲も、彼女によって新しい命が吹き込まれ、全く「古い」感じがしません。歌い手によってこんなに変わってしまうのだなぁ、と思いました。大切なアルバムがまた増えて、嬉しいです。 |
![]() パッセンジャー 過ぎ去りし日々 [VHS] |
話の展開は古臭く力を入れたというバイクシーンも今となっては特別なインパクトはない、しかし鈴鹿に一夜限りのステージを組んで撮影した本田美奈子.のライブシーンは今も色あせず天性のシンガーである彼女の魅力を伝えている。
また音楽監督が渋谷森久、音楽に羽田健太郎という点からも本田美奈子.を考えるときに重要な作品である事は間違いない。 |
![]() DISPA 1987 [DVD] |
アイドルの持つ現在に繋がる将来の姿、持つべきスペックを、方向性を変えてしまった人かもしれない。 やや不運があるとしたら、早すぎたのかもしれない。 後にうまく「非実力派宣言」というやり方で、森高千里が一部分をこなしたようだが、それを除くと、いまだにこの存在には出会っていない。 アムロも、MAXも、アユも、娘も、全然先天的才能を感じない。もちろんそれを演出するコムロもツンクも。 だけどこの人には、このライブの時代も現在のクラッシック路線にも才能を感じるのです。 え~と本題のこの作品に。 以前写真では見たが、何とミニスカートでハイキックまでしている。 しかもセクシーさとパワーが、このDVD(当時ビデオでなかったか?)の前年の武道館ライブより増している。(衣装は武道館が意表をついたが) 聴いていない方には、ぜひライブCDもお勧めです。このDVDにも出てくる「ONE SHOT」は絶品です。 |
![]() ドラマティック・フラッシュ [DVD] |
今やミュージカル界で欠かせない人物になってしまった本田美奈子ですが、このDVDではロッカー・本田美奈子が見られます。実に懐かしい。当時の流行か、化粧がちょっとケバいですが (^^;) 収録曲は、HELP、SOLD OUT、JOE、スケジュール、CRAZY NIGHTS、バスルーム・エンジェル、1986年のマリリン、Temptation、Oneway Generation、Sosotte、The Cross、GOLDEN DAYSの全12曲。渋谷公会堂でのライブが中心ですが、CRAZY NIGHTSとOneway Generation、GOLDEN DAYSの3曲はなぜかPVです。ライブをさえぎるようにPVが入って中途半端ではありますが、Oneway Generationの本田美奈子はキュートで萌えてしまった。欲を言えば、PVでもいいからHeartbreakも入れて欲しかったと思います。 悲しい結末になり、ご冥福をお祈りいたします。 |
![]() アイドルと病 (メディアファクトリー新書) |
「私は、自分が知り得たことをすべて白日の下にさらすつもりはない。彼女たちの生涯がいかに輝いていたか、その時代にどんなに多くの夢を与えてくれたか。そして、死に直面したときに、どう生きようとしたか。そんなことを書きたいと思ったのだ」。
著者は芸能レポータ。雑誌記者だった頃を含めると、今年で40年のキャリアになるそうだ。「深い親交をもつことになった方がいる一方で、私の『顔も見たくない』という方もいるに違いない」と自ら語るベテランである。その一方で、心筋梗塞などで2度生死の境に立ったことがあり、それも本書のきっかけになっているようだ。 本書で取り上げられているのは、以下の8名の方である(敬称略)。 - 夏目雅子 - 堀江しのぶ - テレサ・テン - 本田美奈子 - 飯島愛 - 川村カオリ - 大原麗子 - 岡田有希子 記述レベルには多少差がある。生前から著者が取材していたり交流があった人や、親族及びマネージメント会社関係者から一定量の情報を得られた人については、印象深いエピソードが盛り込まれている。 すぐ読み終えるつもりだったが、内容が少し重かったので、予定より時間をかけた。改めてこの8名のご冥福を祈るとともに、その足跡に敬意を払いたい。 |
![]() 本田美奈子.甦れアメイジング・グレイス―歌がつないだ“いのち”の対話 (CDブック) |
「アメージング・グレイス」の本田美奈子の透き通った歌声は、
素晴らしかった。 あのか弱そうな細い身体のどこから、あんなに力強い 声が出るのかと正直思った。 当時、悲しいことがあるとよく聴いた。 あの透き通った歌声にどれだけ救われたか。 この本を部屋の片隅において、ふとページを広げれば、 いつでも美奈子に会える。 ファンとしてずっと取っておきたい1冊です・・・。 |
![]() 天に響く歌―歌姫・本田美奈子.の人生 |
2005年に急逝された本田美奈子.さんの伝記。
演歌歌手にあこがれた少女が、アイドル歌手になり「1986年のマリリン」、その後ロックへと試行錯誤を経て、「ミス・サイゴン」からミュージカル、そしてクラシッククロスオーバーへと音楽の世界を広げていました。 そんな本田さんの人生をご家族や共演者へのインタビューや証言をもとに丹念にその生涯をおっています。 20年の間にたえまざる努力で人に届く歌を作りだし、周りの方への細やかで真情あふれる心遣いで、多くの人の心をつかんでいた本田さんのすがたは、胸を打つものがあります。 「天に響く歌」という題名は、本田さんが手紙に書いた言葉です。高みを目指して努力し続けた彼女の生涯をあらわす言葉です。 |
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