「未来日記」PV(1分ver.)
未来日記 (10) (角川コミックス・エース 129-15) |
前巻で11thの能力が明らかになり、さぁ11thvs雪輝&由乃の構図となりました。
自分を唯一愛してくれた西島を殺された9thは、どうやら雪輝に11thを倒すためのエサにされたことをよく思ってない様子です。詳しくは書きませんが、今回9thはそのことについて雪輝とケリをつけます。私は個人的にこの巻で9thが嫌いになりました。 さて、11thはどうか。ザ・ウォッチャーというおそらく全日記中最強の能力を持つ彼を雪輝と由乃がどうやって切り崩すのかが前半の醍醐味です。内容紹介にもあるように雪輝が無差別日記で大金庫を開錠するところにも注目してください。雪輝はどうやら未来日記の使い方が板についてきたみたいです。1巻のヘタレユッキーからずいぶん成長しましたね。 後半は寡黙なデウス・エクス・マキナがある人物と対話し、未来日記というシステムの核心がまた少し明かされます。その「ある人物」は私は今巻を読むまで、ただの脇役キャラくらいにしか思っていなかったのですが、ここに来て物語上かなり重要な人物に昇格した感じです。 今までがむしゃらに所有者たちと戦ってきた雪輝と由乃ですが、その戦いのあとに待つものとは.... 感想ですが、私的に最近、ヤンデレな由乃ちゃんの狂いっぷりが和らいできたのでは?と思います。 ユッキーが神を目指す決意をして由乃ちゃんを受け入れたあたりから、ヤミがなくなってデレのみになってませんか? 私はどちらかというと未来日記という設定よりも、ヤンデレな由乃ちゃんに惹かれてこの漫画を読み始めたので(そういう人は他にも多いのでは?)、今巻でももっと病んだ描写が欲しいなって思いました。 次巻で由乃ちゃんの正体や未来日記システムの全貌、デウス・エクス・マキナとムルムルそれぞれの思惑が明かされるんじゃないでしょうか。 最終回も近くなってきた感じです。帯紙にアニメ化企画進行中とありましたが、それも合わせて今後が気になります。 |
未来日記パラドックス (角川コミックス・エース 129-16) |
本作品は未来日記の外伝なので未来日記を知らない方は購入を避けた方が良いかもしれません。
(未来日記を知っているという前提で書かせてもらいます。) 大まかな内容は天野雪輝が行動を起こす予定の行動を、因果律の乱れを修復する間に秋瀬或が代わりに行動していくというパラレルワールドに近いものです。 この外伝ではない既刊の本編で起きた9th雨流みねねの学校占拠の話、6th春日野椿の御目方教の話があり、最後は本編に関わる大きな伏線があります。 御目方教の話では6thの他に5th、7th、8thも絡んでいます。 既刊の本編では天野雪輝の敵はバッドエンドとなっていますが、秋瀬或ルートとなったこの外伝では概ねハッピーエンドとなっており、全体的になかなか後味の良い作品になっていて好感が持てます。 秋瀬或が仮の行動を起こすというこの設定でしか出来ない話なのですが、「あぁこういう進展もアリだったんだな」と思うと本編のバッドエンドさが悲しくも感じます。 未来日記本編では敵を倒さないと話がエンディングを迎えないので仕方ないことであり、それが醍醐味でもあるんですけどね。 これは余談ですが、6th春日野椿が本作品でデレます。 |
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