火曜サスペンス劇場 沖雅也 ED
![]() 動脈列島 [DVD] |
関西圏では、公開当時に浜村淳氏が例によってラジオ番組で絶賛していたし、「陰に隠れた」ような、マイナーな印象の作品ではなかったのだが…。
(レンタル用のビデオソフトも、比較的流通していたと思う。たとえば『ブルークリスマス』の方が、本作品よりもずっと、中古ビデオ市場でレア物だった) ついでに言えば、『新幹線大爆破』もまた、当時の国鉄から撮影への協力が得られたわけでもなく、公開当時には、ヒットしたとは言いがたい興行成績であった。その意味では、この『動脈列島』と大差は無い。 本作品と『新幹線大爆破』との違いとしては、『新幹線大爆破』が、ひかり号の走行シーンにミニチュア特撮を多用した(と言うか、国鉄の撮影協力が得られず、多用せざるを得なかった)のに対して、本作では特撮を廃し、よりリアルな映像になっている点が挙げられる。 たとえば、主人公が「スピード0の信号電波」を用いて新幹線車両を停止させる場面では、実際に新幹線と高速道路が間近で並走し、新幹線側がタイミングよく減速する場所を選んでロケを行っている。 また、クライマックスの、ブルドーザーを新幹線線路に落として列車を破壊しようとする犯人側と、阻止しようとする警察側との対決の場面では、実物のブルドーザーが線路のフェンスに肉迫するサスペンスフルな映像が展開する。 こうしたリアリティに加えて、いかにも増村保造監督らしい、主人公と捜査官との強烈な自我の対立を大胆に描いた演出の妙は、まさに傑作と呼ぶにふさわしいものと言える。 多くの方々に見ていただければと思う。 |
![]() 兜町物語 (集英社文庫) |
証券マンにとって元気の出る作品だと思う。現在の証券界には必要な活気だと思う。 |
![]() 兜町物語 (角川文庫) |
証券マンにとって元気の出る作品だと思うし、現在の証券界には必要な活気がここにある。 |
![]() 闘いへの執着 (徳間文庫) |
清水一行さんの「闘いへの執着」は商法の判例集に出てくる山崎製パン事件がモデルです。実にリアルに人間関係などが描かれていて、判例集にはでてこないドラマがあることが感じられると思います。城山三郎氏の「乗っ取り」(白木屋事件がモデル)を読まれたあとは、是非、こちらを読まれることをお勧めしておきます。 |
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