中田英寿X三浦知良②
KING KAZU/三浦知良 [VHS] |
彼の笑顔が、とても好きです。もちろん、プレーも。 最近はヴィッセルでの出番すらなくなってきてしまい、あまりお目にかかれなかったあの笑顔を見たくて、つい購入してしまいました。 一番輝いていた頃の記録なのかもしれないけど、もしかしたら肉体的には、アスリートとして下り坂に差し掛かってしまった今の彼のほうが、なんだか輝いているような気もしました。一緒に年月を重ねてきたからかもしれませんね。 今年のシーズンは、またあの素敵な笑顔が、たくさん見たいです。そして、もしも叶うならば、あの青いユニフォームを着た、彼を。 |
サッカースカウティングレポート 超一流の分析 |
今回のワールドカップをきっかけに、サッカーを勉強したいと思って買った本の中の一冊。 『サッカーの見方は1日で変えられる』(木崎 伸也)も同時並行して読んでいたが、木崎さんの本がよりサッカーのプラクティカルな戦術面に注目して、見方をわかりやすく説明しているのに比べ、この本はサッカーがいかに深遠なスポーツかを、しっかり味あわせてくれる本だった。 サッカーが、ただスポーツではなくて、そこには当たり前だけれど生身の人間が深くかかわっていて、サッカーというのはそういう人と人とのつながりの有機的な部分を理解してはじめて、サッカーの本当の面白さに気づくのだ、ということを気づかせてくれた。 1章から、スカウティングのノウハウを通した戦術、選手の能力の見分け方など、かなりテクニカルで初心者には少し難しいことを含め、たくさんの見方を提示してくれる。 そしてクライマックスは最終章である5章で、ここでは世界での戦いに勝つために、ということでフランスワールドカップの実録が載っているのだけれど、この章があったことで、今まで読んできたことが一気に収斂された気がした。 わたしたちはいつも結果だけを観てしまうし、結果だけを見ることで生まれること、わかることももちろんあるけれど、プレーしている選手や監督やチーム全体が抱えているのは、やっぱりわたしたちには抱えきれない、聖域なんだな、ということが分かった。 それを応援するってことは、勝ってるときだけ盛り上がって、負けると非難して、結果だけを見ることじゃない。 正しい戦術がいつもいい戦術とは限らないこと、国家代表としてのサッカーとは何なのか、そしてそれが持つ吸引力は何か、今回日本代表が「ひとつになった」「いいチームだった」っていっていたことが、いかに意味深いものだったかを知らされた。 そしてサッカーが反映しているものは、そのマクロではその選手たちの出身国社会の問題だったり、ミクロでは人と人とのインターアクションをどう構築するか、自分自身をどう表現するか、ってこと。 そういう意味で、誰かの関係とか、この世の中のまわり方とかを考えるときに、サッカーが共通しているものって意外と多いなと思った。 サッカーはもちろん答えをくれるわけではないけど、サッカーを見ることで、自分が生きていてぶつかる色んな問題がどこかで何かとつながっていること、を教えてくれる。 そういう意味で、サッカーを見ることは非常に教育的だ。 |
蹴音―三浦知良伝説の言葉 |
素晴らしい本でした。Kingカズの(公式発言)の言葉がシンプルに1Pにひとつ。
これがカズという存在を尊敬し、理解したい自分が求めていたものでした。 またなにかのおりに手に取ると思います。 特に先に進むために、何かを壊してきた人、あえてリスクテイクしてきた人なんだなというのが、言葉から読み取れたところが良かったです。 Kingのファンなら必読。必携。 |
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