You're Beautiful James Blunt 小早川伸木の恋 秀華 hidekarock 井上剛孝
小早川伸木の恋 DVD-BOX |
各登場人物の関係がそれぞれ、厚く描かれています。見事です。
普通これだけ関係が多いと、全て薄っぺらくなってしまいそうですが、全てがバランスよく感情移入できる程度に表現されています。 ただ、それがあまりにも見事過ぎるというか、結局、どの関係に興味のある視聴者にとっても物足りないものになってしまっているのではないでしょうか。 私には、奥さんの恐怖と、躊躇いながらのカナさんとの関係が面白かったので、ここに絞って欲しかったです。 原作はどうか知りませんが、病院内の問題は、とりあえず「小早川さんは頑張って仕事しています」くらいにしておいて、上の2つに集中して欲しかった。 奥さんの恐怖をドラマ「ストーカー」みたいに毎回表現してしまうとか。(私も「携帯メール強要」の恐怖は多少経験していますので、あのシーンはリアルにホラーでした。) カナさんとのシーンも、もっと迷いと情熱がみたかった。挿入歌は流行したあの曲で、とても2人のシーンにハマッていましたので、2人が登場しているシーンだけに流れるとよかったです。 何か、タラレバ的な感想になってしまいました。「惜しい」って印象でしたから。 |
くるりくるり |
デビューマキシの「Ta-Lila」が、哀愁系でかなりツボだったために、セカンドシングルのこちらの曲は
テレビドラマの宣伝で聞いた瞬間「あ!ナナムジカだ!」とすぐに反応。 声が哀愁系にぴったりで、また寂しげなメロディーだったからです。 ドラマは結局見ませんでしたが、「Ta-Lila」同様、タイアップは問題ではなく 曲そのものに興味があるため期待してちゃんと聴いてみました。 確かに「これがナナムジカ!」という感じの変わらぬ良さもあるのですが、 欲を言えば、いい意味で期待を裏切って欲しかったというところでしょうか。 Ta-Lilaにも通じる雰囲気を持ち続けているため「やっぱりいいなぁ」と思う反面 「もう一ひねりあったらなぁ」と思わなくもないです。 歌詞は歌ったら気持ちよさそうな言葉選びではある感じで、 結構心がキュンとするのですが、どうしてもTa-Lilaと比べてしまいます。 また、テーマは輪廻転生とか、気持ちは生き続けるということのようです。 後者はナナムジカ全体を通してのテーマになっていくのかな、と結局次回作にも期待しています。 |
Back to Bedlam (Clean) |
James Blunt と言う名前を初めて知ったのはネットでの配信記事でした。
イギリスのラジオでJames BluntのYou are beautifulという曲が掛かりすぎて、リスナーからの苦情でストップをする騒動になったというものでした。 最近のUKはチェックしていなかったので、レコード会社のプロモーション活動はあるにしろ、それほど掛かりまくっている曲はどんな曲なのだろうと思い購入しました。 正直You are beautiful以外の曲は期待していなかったのですが、他の曲もなかなか良かったです。 ミニコンポではなく、ピュアオーディオで聴いているのですが、音も良く、アルバムを全曲流していても気持ちよく聴いていられます。 Goodbye my lover, Cry等もしんみりとした良い曲です。 Oasis等も含め、過去それほどUKミュージックに興味の無かった私ですが、このアルバムは別です。 お勧めのアルバムです。 |
オリジナル・TVサウンドトラック(Face 2 fAKE他)「小早川伸木の恋」 |
カナのテーマ、伸木のテーマ、伸木とカナ、愛しいあなたへなどが特に美しいメロディーです。ドラマ、および原作本をみながら聴いています。特に愛しいあなたへは旋律が極めて美しく、曲名の通りに愛しい人に捧げたくなるそんな曲ですから、ドラマに熱中している人はもちろんそうでない人にも一度聴いて欲しい1枚です。優しい気持ちになれますよ。 |
小早川伸木の恋 (5) (ビッグコミックス) |
妙子さんの暴走ぶりに圧倒された「小早川伸木の恋」も今巻が最後。どうも話が表面的にはきれいにまとまって行き過ぎている
一方で急に出てきたエピソード(小児外科への想い⇒転向)も多く、無理矢理纏めたなぁという印象がぬぐえない。 ドラマのエンディングとの兼ね合いもあったのだろうかと邪推したくなる…。 とは言え、ハッピーエンドな終わりはきらいではないし、信木氏、 妙子さん、カナさんそれぞれにとって 良い結末だった、と思う。 本書はもしかすると誰もが陥る可能性がある恋愛のジレンマを少し増幅して描いたもので、誰もが妙子さんになってしまう 可能性を秘めている中で、人は何を選択し、以下に自分らしく生きていくべきかを問いかけるなかなか深刻な命題を秘めた ストーリーだったのではないかと思います。その意味でシリーズ全体では☆4.5位の気持ちではあります。 ただ最後のみーちゃんの将来はいらなかっただろう…。これは蛇足に過ぎると思う。 ので本巻の分は☆3つです。 |
小早川伸木の恋 (3) (ビッグコミックス) |
読んでいて、それぞれの登場人物に、自然に感情移入ができる作品だと思いました。
主人公である小早川伸木が、精神的に不安定で独占欲の強い妙子と言う妻を守ろうとするが故に生じる歪。 その歪をするどく察して余計に不安と被害妄想に拍車をかける妙子。 大らかに伸木を見守り愛するカナ。 その他もろもろの登場人物の気持ちが分かりやすく描かれていて、 最初にビッグコミックで読んだ際に、さすが「柴門ふみ」と思いました。 かわいくお姫さまのように美しい妙子が、育った環境のために不安定で嫉妬心の強いヒステリックな女性になってしまった。 誠実に自分を愛する夫と結婚できたのに、信じきれず、それが夫の新たな恋を生んでしまう・・ 読んだ人が「妙子」をどう捕らえるかが私は一番興味深いです。 |
小早川伸木の恋 (2) (ビッグコミックス) |
90年代の柴門ふみは、すごく時代と接していたと思う。だから発表される作品が次々とテレビドラマになったのだろう。それが少しずつ時代とずれていったように思う。柴門の方からずれていったのか、時代というものが否応なしにずれていくものなのかわからないけれども、作品の中に迷いというか、後ろ向きのようなものが見受けられるようになっていた。 しかし、柴門の作品の中で変わらないものがある。それは、この作品で言えば妙子とカナという女性だ。読み進めていくと妙子に似た女性が、今までの柴門マンガの中に何人もいたのに気づくだろう。それはカナについても同じだ。どちらも印象的な女性ではあるけれども、柴門マンガに欠かせないのは妙子のような女性だと思う。そして、こうした女性が出てくることこそが、柴門マンガの一番の魅力ではないのだろうか。そうだとするならば、今更医学部の教授選の話なんかいらないよ。 |
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