うちの妻ってどうでしょう?(4) (アクションコミックス)
内容に関しては、今までとあまりかわらないし、
他の方がレビューでかかれる通りだと思いますが
が、
先生!どうしたんですか?
ラフ画とはいえ、妻のパンティーがもろに見えて
しかも明らかにHを意識している妻のイラストなんて
今まで掲載したことありませんよね!?
これが先生から僕ら読者へのファンサービスなのか
それとも苦渋のSOSなのか。
それはわかりませんが、私はあえてそこだけを
フォーカスして☆5つをつけさせていただきます。
だってドキドキしましたよ!
それだけでも価値がありました。
他の人の評価とはまるで違ってくることは承知でのレビューです。
福満先生へのエールをこめて。
僕の小規模な生活(5) (KCデラックス)
今回5巻のメインは、作者の中学生時代から始まる回想編です
時系列で言うと「僕の小規模な失敗」以前の作者の話ですね
育児エッセイを期待してると肩透かしを食らうかもしれません(妻ファン・息子ちゃんファンはがっかりするかも)
作者は変態の布石はあるものの中学生時代は青春の王道を駆け抜ける、が、高校生になったと同時にやってくる
周りとの差というか劣等感は親近感を覚える人も多いのでは?
「僕の小規模な失敗」より明確に堕落していく様が描かれてます、その様が切なく悲しくも圧倒的に面白い
「そんなに可愛くないなぁ〜 でもよく見たら可愛いかも?」と思ってた女子が短期間で急に美人になったりする現象を思い出してホロっとしてしまった(苦笑)
そして「妻」はホントに作者にとって救世主であるのがよく分かる
いままで買ってきた人は安心して購入しても良いでしょう(今回は特別文章は多い気がします、疲れてるとき体調が悪い時は推奨しません、「青春」に対して想いが強かったのが伺えますw)
「僕の小規模な失敗」を読んでない人は読めば5巻をより楽しめると思います
圧倒的に面白い稀有な漫画家さんです
作者本人は失業にビビってるが「(福満流)育児エッセイ漫画」も「キモキモ変態マンガ」も面白いので
この調子で描き続けてほしい
僕の小規模な失敗
精神的な葛藤がとてもよく描かれている作品でした。
孤独の寂しさ、周囲から取り残されることの焦燥感、異性への鬱屈した思い。どれも多かれ少なかれ誰もが抱いているものだと思いますが、ここまでストレートに表現できるのは凄いです、自分にとっても共感できるような部分があまりに多いので、一気に読んでしまいました。
それにしてもこの主人公、ネガティブなようでかなり行動力があります。どんなに追い詰められてもひきこもらずにちゃんと社会と、自分と向き合っている、それゆえのネガティブのように思えます。どんなに辛くても後ろ向きな考えにとらわれてしまっても、常に前進していこうという思いはいつでも持っている、根の強い人間です。そんなところに慰められ、時に勇気をもらえる。ただの鬱漫画かと思えば全く逆でした。現代社会に疲れた人たちの抗鬱薬のような作品です。