独特の世界が描かれている。
たった一人の「少女」が作った彼女の理想とする世界。
その世界の中で”時期外れ”と忌み嫌われる謎?の少女「ヘルガ」が主役の話…
と言ったらいいのだろうか?
なにか言葉にするのが難しい。
作品の内容を単純に「愛」とか「恋」とか「憎悪」とか言葉にすると、
なにか大切なものが零れ落ちて伝わらなくなる気がする。
理屈ではなく感覚を楽しむような、
なにか、人の「気持ち」がベースになった壮大なファンタジーと言った印象を受けた。
表紙の絵とかだけだと「ふ〜ん、イマイチかなぁ」みたいな感じだったけど、
内容的には深みのあるしっかりした話の展開だったし、
シンプルな画面構成は全体的に読みやすく、おもしろかった。
ちゃらちゃらした女の子が可愛いだけのマンガはゴロゴロあるけど、
それとは一線を画す正統なファンタジー作品だと思う。
「青い花」自体は以前より単行本を購入させて頂いておりますが、今回、
志村さんのポストカードマンガ欲しさに本誌を初めて購入しました(汗)
やっぱり、あーちゃん可愛いですねっ!
あーちゃんとふみちゃんの今後に期待大ですっ!
ドラマを見ていた人にはオススメ! 全ての曲からシーンが蘇ってきます。 「朔がどうしようもなく途方にくれているシーン」 「亜紀が白血病で耳鳴りに苦しんでいるシーン」 こんなシーンばかり浮かんでばかりいると泣けてきてしまいます。 ともかく、聞けばわかります。
3巻までをレンタルコミックで読んだところ、面白いと思い、買い揃えましたが、最終巻で完璧に裏切られました。
3巻までは自慰行為という何でもない行為に対し、様々な角度からアプローチし、主人公がどのように人間的成長を遂げていくのか楽しみにしていましたが、4巻ではその主人公の特徴を殺し、最終的には人間的な成長を感じさせながらも、まったく逆の行動に走って行く主人公に完璧に裏切られました。
セルフ的に言うと、お気に入りのアダルト動画の一番いい場面に、国会討論とか相撲の動画を上書きされたような感じです。
肉欲をガマンする苦悶を際立たせるために、主人公を坊主に。 で、ヒロインは嫉妬深い、仏教にしてみれば邪悪に近い存在に。 設定からしてメタファーまで完璧。よく考えたナー。
あいかわらずユキ蔵氏のドロドロ炸裂。 ていうか巨乳のセフレがいるのに、煩悩を否定する肉欲坊主と、すべてを持ってるライバルに嫉妬し続ける邪悪な彼女が見合いするとかすでに暴発気味。おもしろい。 で、同僚の手の早いモテ坊主が関係を引っ掻き回す。
全体的には白馬の王子サマと大して変わらんけど、 主人公とヒロインが欲望と嫉妬に苦悶し続けてるのが新鮮。
結論、 『白馬の王子サマ』は終始 ”迷う” マンガだったが、 『お慕い申し上げます』は終始 ”苦悶する” マンガだと思った。 ※セルフはまだ読んでないのでこの比較・・・。
しかしあれだ、仏教(宗派がわからん)の教えが一部、謎として使われているが、ちゃんと話が通じるのはやはり作家の力量だな。
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