ラッシュの6作目。前作「A farewell to kings」のラストの曲「シグナスX-1」の続編「ブック2」から始まる作品。20分近いこの組曲では、ふたりの神アポロとディオニソスの争いが描かれている。詩人を超えた物語師ニール・パートの文学的才能の爆発といってもよい。サウンド的にも、神の争いを表現するためにヘビーなギターが宙を舞い、百手観音ドラム、光速ベースさばきと神業的世界が展開されている。「The trees」はカエデと柏の日照権争い(?)を描いた作品で、奥深い話が描かれている。 「La villa strangiato」は、9分半のインスト曲だが、12の楽章からなる小組曲。変化自在のギター・サウンドが楽しめ、ラッシュのテクニックが満喫できる。 1曲1曲の質もさることながら、アルバム全体としての完成度が高く、ラッシュの歴史に残る名作と思われる。
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