これはまぎれもないパンクだ。
パンクと声優という水と油のような組み合わせにより、頭の固いパンクスと声優オタの両方をおちょくっているという恐るべき企画である。 声優に歌わせるなんてパンクスからしたら拒否反応がでるのは解り切ったこと、 ほとんどの声優オタにしてみればThe Exploitedなんて「なんのこっちゃ?」である。 なんだかSid ViciousのMy Wayを彷彿とさせるじゃないか。
そして、一般に「パンク」と聞いたときにイメージされるサウンドとは正反対の酷いピコピコアレンジ。 …そう! 「パンクはスタイルじゃない、アティチュードだ」 と言う名言を体言しているじゃないか。
すばらしい!あまりにもすばらしいので、一人でも多くの人に聴いてもらうためにすぐに売りに行くことにするよ!
この5枚シリーズはどれも出来が良いのですが、その中でも一番聞いている作品です。サーニャ回の第六話の脚本を担当された佐伯昭志さんがこのCDの脚本を書かれていますが、その回と地続きの印象です。深夜サーニャととエイラが2人で飛んでいるシーンでは2人のおしゃべりの後ろにストライカーユニットの飛行音が小さくずっと入っており、静かな月夜を飛行中の2人の姿が脳内で鮮やかに補填されます。QCLカードのくだりではスカイセンサー世代の私としては思わず笑ってしまいました。好きな1枚です。
これからいい感じで上達するアーティストになるのではないでしょうか? 基本的にガールズロックやガールズポップなんですが、まるでライブのようなテンションはなかなかGOODです。 あと音作りですが、臨場感のある音が出ていますよ(ドラムの音がなかなかイイ!)。 ちょっと眼が離せませんね。 ちなみに、公式ページで試聴ができますよ。
まだ全部は見てませんが思ってたよりエロかったです。ライトエッチ系と表記されていたのでパンチラとかかなと思ってたら、1話からいきなり指〇〇〇なんかしちゃってます。基本的になんらかの形でエロが絡んできます。不満は全20話あるんですが、1つの話が4〜5分くらいなんで普通の30分アニメに例えたら4話しかありません。おもしろいから余計短く感じます。あと特典映像で3人組の小学生がでてきます。なんかアイドルグループらしいです。その3人が吹き替えをしたりしてますが、正直ウザいです。ちゃんと声優と切り替えはできます。アニメは評価5ですが、特典映像と小学生が吹き替え(切り替えできますよ)なんかしてるからBOXとしての評価は4です。
原作であるところのゲーム(エビコレ+ アマガミPSP版)をプレイした上での感想を。
【上崎裡沙編について】
このお話では、過去の各ヒロインとのエピソードの最初に少しだけ触れられていた、
「橘純一が経験した二年前のクリスマスの出来事」の真相が明らかになります。
まず、これはオーディオコメンタリーでも触れられていたことですが、
1話分という短い尺の中に、よくこれだけのストーリーを盛り込み、
かつ、エンディングテーマでも工夫をすることによりうまくまとめることが出来たなと。
それでも、TV放送時にはストーリーが駆け足で展開していた感があったのですが、
Blu- ray/DVD版では大幅にシーンが追加さることによって、更に観やすくなっています。
絢辻詞編のレビューでも触れましたが、橘純一は精神的に相当大人です。
自分がもしこんな状況に陥ったら確実にパニックに陥るでしょうし、
上崎裡沙にどう接するべきか分からなくなっていたことでしょう。
【橘美也編について】
前半はオリジナルストーリー、後半はゲームのストーリーをベースとしたお話が展開され、
何故本作のタイトルが「アマガミ」なのかが明らかになります。
家ではだらしない兄が、学校では女性キャラクターたちとは恋愛関係ではないものの、
良好な関係を築いている一方、甘えん坊な妹も、実は男子に人気があったという
エピソードを通じて、自分の兄弟姉妹が、自分の知らないところで自分の知らない
振る舞いをしていたり、他人が自分とは違った見方をしていることを知った時の
不思議な感情がよく描かれているかと。一方、後半では、兄妹の絆の強さを象徴する、
素敵な話に仕上がっています。
第25話のTV放送時には無かった第26話の次回予告と、第26話の最後に第1話の
次回予告が入っていたのにはちょい感心。
また、何故美也が兄のことを「にぃに」と呼ぶようになったかという理由までは
フォロー出来ていなかったようなので、知りたくば、ゲームをプレイすることを
オススメします。
あと、余談ですが、背景の消火栓標識広告にはちょっと笑ってしまいました。
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