ジョン・ウィリアムズ氏はかつてクラシックのコンサートピアニストを
目指したジャズ・ピアニストだけあって今回のサントラでは全編完成度の高いプログレッシブ・ジャズを聴かせている。
氏の作品の中では大編制のオケを使った「ハリーポッター」や「SW」も勿論いいけれど、
こういう洒落たジャズ・スタイルも遜色なく聴き応えがあり、オススメです。
2曲目の「ザ・フロート」を聴くと未知との遭遇の五音階を思い出すのは私だけだろうか。
中学生の時、スターウォーズ(エピソード4)を初めて観たとき、その映像や内容もさることながら、圧倒的なオープニングテーマや、物語中の戦闘シーンやとても美しいレイア姫のテーマなどに魅了され、早速LPレコードを買い求め、毎日のように聴いているうちに、高校で吹奏楽に触れ、音楽大学に進み、現在、音楽に携わる仕事をしています。私の音楽の原点とも言えるジョン・ウィリアムズ氏の多種多様な音の作品の詰まった、このディスクを是非聴いてみてください。あなたも人生が変わるほど魅了されるかもしれません。
観る前は、この映画はきっとコメディなんだろうなと思っていました。少なくとも、何かこう楽しげな、軽快な感じのものだと思ってたんです。が、違いました。むしろ悲しい話でした。でもすごくその悲しさが伝わってきて主人公に感情移入できました。コメディ観たかった自分はどっか行ってました。良い映画です。
かなりお安くなって発売になるようなので、買おうと思っています。
私はこの映画、映画館で見ました。最終日近くの地方だったので、観客は私と友人だけ。失敗かなー、なんて思っていましたが・・・。
すごい面白いです。本当。
インディアナジョーンズとか、ジュラシックパークを撮る「娯楽」監督のスピルヴァーグ全開なので、オススメです。最初のオープニングもひきつけるし、切り絵でのキャスト紹介も本編をダイジェストにチラリと見せる辺りが心憎い。トムハンクスもデカプリオも楽しんで撮影している感じがします。
ルパン3世やピンクパンサーへのオマージュという感じもしますが、詐欺に関する掛け合いのセリフがなかなかいいです。こういう映画は脚本が命だなぁ、と改めて思いました。
実話を元にした詐欺師の物語で、スピルバーグの語るアメリカ史とでもいった系譜の映画たちの一本。
レトロ調のオープニングから流れるテーマソングが何度も何度も繰り返されて雰囲気を盛り上げるところなど、犯罪映画のパターンが縦横無尽にアレンジされる楽しげな職人芸が堪能できるのだが、同時にはじめからほとんど実体としては存在せず、幻想としても解体されていく《家族》に固執する少年の痛ましさが観終わったときにズシンと胸に残る佳作。
クリストファー・ウォーケン演じる主人公の父親の、「愛してはくれるけれど理解しない」父親像がとても哀しい。後、何故だか登場する女性が全員主人公を失望させる愛のない存在で、その徹底ぶりにちょっと薄ら寒いようなスピルバーグの「女嫌い」を感じさせられた。
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