初の松澤由美さんの初アルバムです。
アニメに使われた曲が多いですが、決してアニメソングの為だけにある曲という感じの曲ばかりではありません。
良い曲がアニメに使われているといったイメージです。
とにかく聴いてほしい!
「胎児」:久々に、真の「音楽」というものに触れられた一曲です。櫻井敦司という人間が、傷つき、また傷つけながらも「愛してる」と言うメッセージを叫ぶ、まさに「唄」です。これほどシンプルなメロをこれほどまでのインパクトで唄えるのは、この人だけでしょう。衝撃的な一曲でした。アレンジはアルバムと一緒ですが、ヴォーカルがおそらくアルバムと別録りで、ミックスも含めシャウトがより強調されています。
「SMELL」:詩も曲も完全に岡村靖幸の世界観です。岡村靖幸ファンで聞き逃している人は必聴です。
「fantasy」:まさに曲名通り「fantasy」そのものです。櫻井敦司の「夢を見ただけ」「君の夢を見た」等の幻想的な詩の世界に、Cube Juiceのテクノアレンジが妙にマッチして独特な世界観を醸し出しているイイ曲です。個人的には、この曲をループして聴き続け、没頭してこの世界に浸りきってまどろむのが好きです。アルバムとの違いはほとんどありません、アレンジも全く一緒です。
「雨音はショパンの調べ」:アルバム聴いた後にこのシングルを聴いたのですが、このシングル買ってとてもよかったと思える一曲です。艶やかな唄声、せつないメロディー。
一人の人間がその内面や世界を唄声や音で表現する。真の「唄」とか「音楽」って、こういうのだよなー、と久々に気づかされる曲たちです。
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