本作に収録されている曲は、個人的には、一般向けアニメが元気だった最後の時代の主題歌
といえるのではないかと思います(この後夕方からゴールデンのアニメ枠は大勢では減少の
一途といってもいい状態でした)。
聖闘士星矢→悪魔くん→ア太郎→セーラームーンの順番でテレ朝土曜午後7時枠です。
グランゾートは魔神英雄伝ワタルとサイバーフォーミュラに挟まれてやや影が薄かったですが、
比較的人気のあった日テレ夕方枠のアニメです。いずれも今はありません。
注目はア太郎の主題歌を島田紳助が歌っていることでしょうか。
また、グランゾート、きんぎょ注意報、ビックリマン、三つ目がとおる、悪魔くん、
トランスフォーマーV、ドッジ弾平、ダッシュ四駆郎といった、やや中途半端な評判のため
音源が入手しにくいものの、捨て去れるほど不人気だったわけでもないアニメの主題歌が選曲
されているのは評価したいところです。
タルるートくんやドラゴンボール、キテレツ大百科、セーラームーンなどの有名どころも
もちろん外していませんが、本作のようなコンピレーションモノの真髄は、やはり入手しにくい
マイナー音源が手に入る点でしょう。
今後もこのような懐古・発掘的な作品が続いて欲しいと思います。
斬新なギャグセンスで少女マンガに革命を起こし、その後の作品に多大な影響を与えた傑作。
発行部数の関係からか、後半(特に5・6・7巻)を店頭で見かけないのが残念な新装版ですが・・・
なんと、この5巻のみ巻末に「完全書き下ろしマンガ」を収録しています。
旧・KCなかよしを持っている方も必見!
1980年代後半となると、「アニメソング」が子供だけのものでなくなり、ポップス志向が強くなる。また若手アイドルの登竜門としてアニメソングが使われた時期でもある。「子供向け」のコロムビアよりも、キング、ビクター、東芝などが元気のあった時代だった。だから収録曲も、「当時のアニメのメインストリームを揃えた作品」のものではない(セーラームーンはメインストリームになるが)。そういう意味では、この時代を思い出すというよりも、こんな曲・こんな作品があったという発見を重視するべきかもしれない。御大・水木一郎のバブリーなデュエット曲「夜の銀ギツネとタヌキ」は必聴。
今までに出ていたもののベスト盤。 60曲入っていてこの値段なら買っても損はないし、お買い得だと思う。 選曲もいいと思う。
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