日本の漫画界において永井豪の残した功績の大きさに誰も異論を唱える者はいまい。 しかし近年のGOちゃん先生は自分の過去の神作品を題材に、 全盛期の鬼気迫る雰囲気とは100万光年ほどの隔たりがあるまったりと弛緩した作品を発表し続けている(例えば『激○ン』)。 これはそんなゆるゆる漫画を3本集めた短編集だ。あまりのふにゃふにゃぶりにおならのラッパがプー。 GOちゃん先生がなまじ好きなだけについ許しちゃうのだが、 作者が自分の作品に対する原作レ○プをやってるようにしか見えない部分もあり、正直複雑な心境だ。 特に『真マジンガーZERO』が凄い作品なだけに、オリジナルの原作と合わせてトホホな気分が二乗。 『キューティーハニーVSあばしり一家』での脱力オチもすさまじい。まさに中○生レベル。 もし自分が担当編集で巨匠からこんな絵コンテや下書きが送られてきたら頭抱えてしまいそう…。
子供の頃、ラストの悲しさに涙・涙・・・だったエピソードが入っているので購入。 いやー、デカイ画面でデューク・フリードに再会できて、また涙・涙。 (作画が荒木伸吾氏で、まぁ美しいこと) 墓場まで持って行きたいDVDリストに入りました。 惜しむらくは、作画のばらつきがひどい、なんてもんじゃないくらいひどい。70年代だから仕方ないか。 今の子供は目が肥えてるからなー。 富山敬さんの声も本当にかっこよくて、もうこの世にいないなんて考えられない(涙) とまぁ、何を見ても昭和を振り返るようなおばさん、おじさんもかつては子供だったわけです。 廉価版が出たら全部揃えられるのになぁ・・・
1巻で『参考になった』という方が意外に多かったので、今回も一応レビューします。
扶桑社版の2巻4/5+3巻2/5ぐらいが収録されています。
今回の描き足しは20ページ弱で、餓羅蛇K7との戦闘描写が追加されている他は小さな追加ばかりです。 1ページ(どうでもいいヘリのアップ)削除有り。
予想通りというか、あまり印象が変わらない本です。
普段立ち読みしているゴラクで何気に始まっていた永井豪の新連載。
ここ十数年の永井豪は、駄作連発、酷いセルフリメイク連発、年齢による画力の衰えで読むに耐えなかったのだが
今作品は久々のアタリ。当時の熱い舞台裏が見えてとても面白い。
描き直されたデビルマン部分は正直飛ばし読みしているが(やっぱり当時の絵のほうが迫力ある)
是非とも末永く続けてもらいたいものである。
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