女性は特に、「自分と似ている」「わかりあえそう」と思った時に、心を開く。
しかし、それはある意味幻想なのだ。
自分と全く同じ経験をしてきた人はいない。
自分と全く同じ感じ方をし、また同じ考え方をする人はいない。
それなのに、ほんの少しの違和感を許さない、徹底的に同質化しようとするところに、女性同士の友情にありがちな「閉塞感」が生まれるのではないだろうか。
子供が同じ年で、近所に住んでいる、それだけの共通項しかないのに、「自分たちは似ている。きっと自分の全てをわかってもらえる」と思い込んでしまったところに、彼女たちの悲劇の入り口がぽっかりと開いていたのではないだろうか。
角田光代さんの筆は、登場人物それぞれの女性の心の闇を、恐ろしい力量で書き込んでいく。
終盤、本が手放せなくなり、悪夢にうなされた。やはり、恐ろしい作家だと、つくづく思う。
イリーナ・コルパコアが好きで作品を探していました。バレエのDVDは結構、高額なので、なかなか買うことが出来ませんでしたが、低価格だったので、早速、購入。好きな作品を購入出来て満足です。
当然ですが、本編ゲームをプレイしたことにない方には登場人物のひととなりがわからないので、面白さは本編を知っている方に比べると落ちます。本編ゲームは18禁ですが、このドラマCDはきわどい表現はありませんので未成年のかたでも問題ありません。内容的にはドタバタ劇ですので楽しいです。
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