イングリッシュ・ペイシェント日本版予告編English Patient J Trailer

ケビン＝スペイシーのモノローグとメインテーマで映画は始まります。
静かで、歯切れのよいリズムを刻むメロディが主でありながら、少しづつ迫る不安感を低音でじっくり流すスコアの作り方はトーマス＝ニューマンの真骨頂です。

「ショーシャンクの空」や「グリーンマイル」でも彼はこの種のスコアを用いて、映画に大きな役割を果たしています。

サントラの看板であるメインテーマだけでなく、シーン説明に使われた他のスコアも聞いてみると、不思議な説得力を持っています。

映像の邪魔にならず、登場人物を彷彿させるメロディを作り上げています（若干短いため聞き込むようなスコアではないですが）。

よい映画!とは、全ての分野（演技、脚本、映像、美術、音楽等々）ですばらしいものですが、このサントラもやはりその評価にふさわしいできであると思います。