(CM) 80年代 ダイヤックス 輝
じゃりン子チエ 劇場版 [DVD] |
この作品の舞台となった(であろう)西成の荻之茶屋近くに住んだ事もあるコテコテの大阪人の私からみても、この作品のあそこで暮らす人たちの気風や街の空気感の再現は、見事としかいいようがありません。 この劇場版、またはTVシリーズが関西を中心に一世を風靡していた頃、私はチエの目線で見ていました。 そして四半世紀がたち、テツやヨシ江の世代となってこの作品を見返してみると、子供の頃には気付かなかった面白さやキャラクターの心の傷が感じ取る事が出来て、驚かされます。 この劇場版は一時間五十分。濃縮した世界観の中でも笑わせ、泣かせてくれますが、その中でも屈指の名シーンが親子三人で出掛けた遊園地帰りの電車でのシーンでした。 「水道の滴がペタペタ顔にあたってた... うちでも直せるやろか...」 人間の心の機微を繊細に描く、高畑演出の真骨頂です。 また、チエとテツの声を担当した中山千夏と西川のりおに関しては、本当にこの二人しか有り得なかった。 特に西川のりおの方は、どこをどう聴いても西川のりおの声なのに、劇中ではテツの声にしか思えないのが不思議です。 この劇場版の後TVシリーズが始まりますが、そのTVシリーズのプロローグともとれるこの劇場版『じゃりん子チエ』 まだ一度も観た事がない人でも、笑わされ、泣かされ、どっぷりハマる事は間違いないかと... ぜひご覧あれ。 「観たってや〜」 |
吉本ギャグ100連発 5 横丁へよ~こちょ!編 [DVD] |
キングコングFANでスカパ−でこの番組を観ています。
3月いっぱいでキングコングがこの番組を降板してしまったので 記念にと思いDVDを購入しました。全国放送では観られない 和やかな番組の雰囲気がよいですね。 |
星野流 |
これは、欲しいものをそのまま「欲しい」って口にできなくなった大人のための物語。 星野さんは間違なく五輪代表監督をやりたくて でも「やらせてください!」なんて言えないくらい偉くなって ずっと野球やって選手でなくなっても監督してたんだから 日本の「監督の頂点」やりたくないわけがない。 でも、立場上「いやいや体調も思わしくないですから」なんて ちょっと遠慮がちになっとかないといけないのがニッポンの偉い人の宿命。 昔の選手枠だったらプレーでアピールして自分で取りにいけたのに。 星野さんだけじゃなくてニッポンの偉い人はみんなこの宿命を抱えてる。 ドンドン仕事成功して偉くなって、なったら部下に仕事させなきゃいけない 自分が本当に欲しいものなんておいそれと口にできなくなっちゃう。 そんな偉い人だって、周囲の人を上手く動かせば欲しいものが手に入る そんな物語をみせてくれる、星野さん。 まるで女の子が王子様を通して幸せを手に入れるシンデレラにあこがれるように。 私には「欲しい」を口に出さないで手に入れられる機会も才覚もなく もちろん動かせる部下だっていない。 私にできるのはせいぜい自分で出掛けて行って靴を落としてくるぐらい。 今はピンとこなくても、 そんなシンデレラができなくなったときに もしかしたら自分の物語にできるかも。 |
釣ってつられて |
著者は漫才師のオール阪神巨人の、小柄な方の人。
1986-88年に『報知新聞』に連載されたエッセイをまとめたもの。釣りの話が中心だが、漫才師になるまでの道のり、相方との関係、吉本の裏話なども語られている。 とにかく、笑わせようというサービス精神が旺盛だ。釣りの話でも、自慢めいたこと、「魚との戦い」、釣法の工夫などはほとんどなく、失敗談、意外な話、滑稽譚ばかり。たとえば、仕事を忘れて釣りに行ってたら、ラジオで自分が出るはずの番組を聞いてビックリしたり。あるいは、船内で万歳をやる羽目になったり。 まあ、本当かなと思わされるようなものも少なくないが、けっこう楽しめた。 全編が大阪弁で書かれているので、馴れない人には読みにくいかも知れない。 |
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