かまいたちの誘惑
殺戮にいたる病 (講談社文庫) |
ヤバい…久々にヒットもヒット、あわやサク越えのサイクルヒット。 犯人が捕まるところから始まるこの物語の魅力。勿論、残虐な殺害シーン、官能小説ばりの性描写も素晴らしいが、やはりラストに待っているどんでん返しのオチには恐れ入りました。 探偵役、犯人、その家族の三つの視点が入り混じり、少々戸惑うかも知れないが、その全てが伏線となった、 綾辻氏の『館シリーズ』や星新一氏の作品によく見受けられる俗にいう“映像化できない小説”。 読み終わってすぐ最初のページから読み返したのはコレが初めてかも(笑) |
428 -封鎖された渋谷で- オフィシャルガイドブック |
428のスタイリッシュな世界観をそのまま本に移植した感じです。ゲーム並に改めて「写真」のパワーを感じることが出来ます。 またインタビュー、制作秘話は勿論、空きスペースを利用して雑誌・新聞広告風の428関連パロディが随所に散りばめられております。なかなか細かい作りです。 ただ攻略目当ての方にはおすすめできません。あくまでヒントしか載ってませんので。 2,205円と値段は割高ですが、本当に428が好きな方にはオススメできる一冊かと思います。 |
狩人は都を駆ける (文春文庫) |
我孫子武丸の長編「ディプロトドンティア・マクロプス」で登場するちょっと変わった探偵の中編集だ。
どの話もペットが絡んだ変な事件。 犬が誘拐される話や、いなくなった猫を探す話や、犬のボディガードをする話etc. キャラクターが立っていて、洒脱な会話や、ユーモアが楽しい。 一気に読む事ができて、軽い読書を楽しみたい方にはおすすめ。 僕は我孫子ファンなので、速水兄弟シリーズ、人形シリーズに続いて、このペット探偵も是非シリーズ化して欲しいと思っている。 |
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