チェ・ゲバラ入門 3/3
映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」オリジナル・サウンドトラック |
映画を見たら欲しくなる作品。 曲を聴いていると、あの場面が頭に浮かんできます。 |
モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版 [DVD] |
本作品は、ゲバラが医学生のころに、モーターサイクルで南米を旅した時の話である。
キューバ革命やボリビアでの戦いが起こる前であり、 それらを描いた映画に比べると、 後に歴史的人物となるゲバラの青春を描いたような、さわやかな作品ではある。 この作品の主な価値は、 若きゲバラが南米旅行を通じて影響を受けた対象が明らかになりながらも、 ゲバラが何を感じたのかについては、明らかにされていないことである。 すなわち、映画中のゲバラの口からは語られないことで、 私たちは、影響を受けたものと、 キューバ革命やボリビアでの出来事など、史実を結び付け、 自由な考察をすることができる。 そして、行動の端々に現れる正義感の強さ、弱者への共感、適度な自己主張、 全体を見る力、仲間を思いやる気持ちなど、後の活躍につながる片鱗を見出すこともできる。 ほかの作品と合わせてみることをおすすめする名作。 |
モーターサイクル・ダイアリーズ コレクターズ・エディション [DVD] |
伝説の革命家、チェ・ゲバラの学生時代の青春を描いた作品。
ドキュメンタリー風なところがとても良い。ハリウッド映画のような派手さは無い。 裕福な家庭で育った医学生エルネストが、何故革命家になったのか? その原点がこの映画に描かれている。 この映画を観るまで恥かしながら「チェ・ゲバラ」という人物を知らなかった。 ただ「バイクを見たい!」との思いで観たのだが、とても勉強になった。 |
モーターサイクル・ダイアリーズ (角川文庫) |
決して早咲きではない革命家ゲバラの社会への目覚めが形を成しつつある時期に記された公開を前提とはしていない旅日記です。
青年期の放縦と混乱、医学生としてのプライドと恐れ、インテリとしての正義感とひ弱さ、物を知る者として町に村にそして人に接する驚き、後に革命家ゲバラとなの医学生の幼ささえが読み取れる。 当時の南米(更に言えば対合衆国関係)の時代背景、地理的関係、民族、気候風土、各国の政治的関係に対する読者の知識不足を補足する編集者の工夫がやや不足していると思われる。 今だ世界各地で根強い人気を持つゲバラを知る上で、一度手にする必要のある一冊と言えよう。 付録の革命政権成立後の医学生に対する「講話」・演説は、革命後の高揚とアジ演説との性格を差し引いた上で、現在のキューバの医師・医療関係労働者そして当時直接ゲバラに相対した医師たちは、どの様な思い出読み返すのだろうか。 中南米の「反米」諸国へのキューバから医師派遣政策の源を考える上でも、資料 性がある。 |
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