ママはテンパリスト 1 (愛蔵版コミックス)
子育て漫画というとギャグっぽく味付けしていても、
どこか作者の親バカな愛情がにじみ出て、読んでいてくすぐったくなることがあります。
この本は違いました。久しぶりにお腹を抱えて大声で笑っちゃいました。
ママの客観的なごっちゃん(息子)への視点が他の子育て漫画とは
一線を画しているのだと思います。
でも読み終えると、
ああ、いい子育てしてるんだ、とじわじわくるものがあります。
断乳を試みる、お風呂、お父さんの子育て、嘘をつく、抱っこ、エピソードがどれも秀逸で、
ママとごっちゃんの表情が長年少女漫画を読んできた人にはたまらない。と思います。
たくさん買って周りのママ友に配りたい程おすすめ☆
主に泣いてます(5) (モーニング KC)
遂に仁に捨てられた泉。泣いてばかりいる泉を励まそうと、
周囲の面々は気晴らしを提案するが、全て(泉には)実現不可能。
赤松は自分と供にフィレンツェへ旅立とうと迫るが、泉は…。
まぁ予想通り泉がメソメソベソベソ泣いてばかりなんですが、
「この支配からのっ卒業ぉ〜」を唱えるトキばあをはじめ、こももと
カトレアのママによる気分転換8連発のコスプレには笑いました。
前巻のレビュータイトルで「30年前の昼ドラで行けそう」と書きましたが、
まさか本当にあのドラマが作中で出てくるとは!再放送でしたが夢中でしたよ。
戦後に夫と別れ、子供を養うためにキャバレーのダンサーに身を落とした女が
「心までぬかるみに染まらぬように」って白いドレスしか着ないんですよね!
そんでライバルにわざと汚されるんですよね!ドロドロドラマ(笑)。
知らない方はWikiってください。なんと石川さゆりも特別出演。知らなかった。
この先「あかんたれ」ごっこはあるんでしょうか。花登筐つながりで。
あと今巻特筆すべきは仁嫁のパワフルさです。相変わらずテンション高い。
ここまで憎まれ役できましたが、「傷ついたのはあなただけじゃないのよ?」
「浮気された妻はここからが大変なの」と哀しい心情を洩らします。
あんな最低な旦那、とっとと捨てりゃいいのに。
そういえば今更気がつきましたが、主要登場人物の名前って色繋がりなのかな?
紺野泉、青山仁、赤松啓介、小桃宣親、空雅也などなど。
つねちゃんとトキばあは名字あったかどうか思い出せないのですが。
2011.11.30追記:Wikiったらつねちゃんは緑川つねでした。