犬があなたをこう変える (文春文庫)
心理学者であり犬のオーソリティとしても名を馳せているコレン先生の最新刊。本作は犬にまつわるさまざまなエピソードをコラム形式にまとめてあるため、とても読みやすい。各エピソードは短くコンパクトにまとめられているので秋の夜長の就寝前に一話ずつ読むのもいいかも知れない。
太古の昔から人が犬の進化に関わってきたことは前著でも明らかにされたが、実は人も犬の進化の道連れになっていたという驚くべき考察に、まずはびっくりした。それが本当ならまさに人間と犬は切っても切れない間柄であることがわかる。そのあとのエピソードからも人と犬が相互にどのように関わりあって生きてきたかを多方面から知ることができる。コレン先生の愛犬がスカンクの悪臭スプレー攻撃を受けた際、その臭いを消すために先生が取った行動が巻き起こした騒動には声を上げて笑ってしまった。また人の心にぴたりと寄り添い死後もなお飼い主の身を守ろうとする犬の話には涙をそそられた。
もうひとつの目玉は各章、各話に描かれたイラスト。これらは全部コレン先生の手になるものだ。ユーモアにあふれた素晴らしいイラストは必見。
人と犬の双方に対するコレン先生の豊かな愛情が行間から伝わってくる良本です。
千と千尋の神隠し サウンドトラック
このCDは映画を見てない人でも良い曲だなぁと感じると思います。
映画を見た人ならば、千と千尋の神隠しをもう一度見て、
一つ一つの曲が何処で使われたか確かめたくなります。
全体的に美しい曲ばかりなので、映画を見たことのない人でも
気に入ると思います。でも、個人的には、映画を見た後に
曲を聴くのが一番いいと思います。
それと、僕の個人的なオススメは、「あの夏へ」と「竜の少年」と
「あの日の川」と「ふたたび」です。
「いつも何度でも」も、とてもいい曲ですよ。
あなたを変える「気づき」 DVD付き
木村藤子さんと言う人は、その人となりを個人的に知るわけではありませんが
その能力とか、おっしゃっていることよりも、木村さんから伝わってくるものに
なにかとても言葉では言い表せないものを感じます。
正直なところ、木村さんのおっしゃること自体は、私にはちょっと分からないところもあるのですが
でも、木村さんから伝わってくるものは、とても真実味があるというか、ボキャブラリー不足で申し訳ないのですが、ほんとうに言葉ではうまく言えない何かを感じます。
信じると言う言葉はあまり好きでありませんが、木村さんの言葉は素直に受け入れられる自分がいます。
「できない」を「できる!」に変える
木村さんは4月の北海道知事選に出馬表明されています。
道民の一人として、木村さんのお考えを知るための資料として本書を読みました。
「はじめに」には以下の記述があります。(p.7)
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”楽しい”は、自らの手でつくり出せます。
”楽しい”をつくり出す要素とは、(中略)”満たされなかった思いが成就すること”
私の経験から、次の4つのアプローチをご紹介します。
1 ”経済的に安定したい”を実現する
2 ”仲間と共感したい”を実現する
3 ”正しく評価されたい”を実現する
4 ”理想に近づきたい”を実現する
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木村流シゴト術(7章)に紹介されている以下の点は私自身のやり方とも共通しており、共感が得られます。
・講演会やセミナーに行くと必ず前の席に座り、質問をします。そして終了後にはスピーカーに挨拶をして名刺交換をします。p176
・どんな小さなことでも良いので、企画書案・改善案を出し続ける p160
・一期一会。 一回しか会えないと思って接しないと、次はない。 p183
木村さんは「7つの動! 北海道は必ず変わる!」 とアピールされています。
さて、本書の木村流〈「できる!」に変える〉が道民にどれだけアピールするか注目です。