探すのに苦労しました。観た時は確かピュア・デンジャーとか何とかだったような。でも、印象的な場面が多くてもう一度観たいと思った作品でした。カーチェイスのシーンなど見所は色々あるのですが個人的にはラストが好きですね。ループしてるっていうような感じが。
主人公は誰か?勿論、ルドガーです。ネクサス6役も素晴らしかったが、これまたやってくれます。20代から30代にかけてよく見た映画の一本でもあり、CGがあるわけでも、メカや細胞にまで入り込む作り物のカメラワークがあるわけでもない。体を張った俳優とスタントマンの素晴らしき追跡逃亡劇です。「激突」「悪魔の追跡」と並ぶアメリカの田舎の怖さが伝わってくる3部作の一つと思っております。
見つけた時は目を疑いました。 まさかあんな古本屋で中古DVDを見つけるとは…。
この作品は無駄な場面という所がまったくありません。 練られた脚本、最小限の台詞、抑えた演出、控え目の音楽。 そしてルトガー・ハウアー演じるジョン・ライダーの存在感。 殺人鬼と彼に[見初められ、惚れられた]青年とのホモセクシャル的な、精神的な共感すら感じられる恐怖のみではない関係。
そして、静かな、詩情すら感じさせるラストシーン。
駄目な人はとことん駄目ですが、ハマると堪らない[佳作]です。
ようやくといった感じの低価格発売です。
「ヒッチャー」をタイトルにした未公開作がいくつか国内でソフト化されていますが、どれもこのオリジナルには到底及ばない出来ばかりです。
トーマス・ハウエルの主演でパート2もありましたが。
アメリカ公開ではいまいちだったリメイク版の公開も待たれているようですが、今作でのルトガー・ハウアーのカリスマ演技は絶対に超えられないでしょう。
「ブレードランナー」のロイ・バッティがルトガーハウアーの代表作と すれば、紛れも無くこの「ヒッチャー」の理由無き殺人ヒッチハイカー役が それに続くキャリアと言って良いと思う。 ビデオ屋に行くと、たまにひとやま幾らのカゴに見つける事もあるという チト悲しい現実もあるが、だまされたと思って観てちょーだい! イカれた殺人鬼なのに、どこか悲しげでセクシーなジョン・ライダーに 魅せられて、長めのコートを買いに走って物真似したくなる事請合い! (かな?) 制限された時間・場所で起こった出来事を描いたロードムービーとしても 出色の出来です。
|