ミュージカルをやっている方には絶対お勧め!でも、趣味の方にも是非唄ってほしいです。 迫力のある曲や、しっとり聴かせる曲など素晴らしい名曲が揃っています。いわゆる”美しいメロディー”がいっぱい詰まっています。どちらかというと女性用のナンバーの方が多いのですが、”This is a moment"は上手なバリトンさんに唄ってもらったら、女の子はメロメロです! 写真もたくさんあり、ブロードウェイでこの作品を見ていない方も、写真でイメージが沸きます。 私の一番大切な楽譜のひとつです。 女性の方これ1冊あれば、オーディションに行ってもこわくありませんよ!
ブロードウェイミュージカルの「ジキル&ハイド」のスタジオでの収録版で、 舞台で使われなかった曲も使われていた興味深かったです。 歌を通じてのみですが、しっかりと登場人物の心情が伝わってきて、素晴らしかったです。
この作品の焦点はどうしてもジキルとハイドの 一人二役のキャラ分けになってしまうと思います。 その点でマルコヴィッチが非常にいい演技をしています。 周りになんで気付かないの?ってツッコミは無用なくらい。 それぞれの性質を見事に演じ分けた怪演だと思います。 もうちょっとショッキングの言い寄られるシーンを含めスリル感があります。
一般的に“表と裏”があると良い、ないと悪いという世間のイメージがあると思います。実際わたしもそのイメージを持っていて、自分のそういう部分に気づいて自己嫌悪することがあったりと、なるべく“表と裏”をなくそうと意識していました。そのような考えの中この本を読みました。
ジーキル博士は自分の中に異なる性格(ここでは善と悪)が同居しているのを認め、そのことが許せません。そこでジーキル博士は薬により悪の人格であるハイドと言うキャラクターになることができるようになります。つまり性格一つずつを特化させることで全体のパフォーマンスを向上させようとするわけです。しかしジーキル博士はそれまでの固有の心のバランスが崩れていき、最後にはハイドという裏の性格に飲み込まれてしまいます。たとえ裏となる性格でも心のバランスのためには必要なのかもしれません。
「ジキルとハイド」というタイトルは心理学でも使用されるほど有名ですが実はちゃんと読んだことがありませんでした。 この本はとても薄い本ですが、上品な英国紳士の生活や残酷な犯罪者の様子、またその間で苦悩する博士の心理がきちんと描かれており、とても面白くあっという間に読み終えました。 この本を読んだ後、邦訳を購入しました。いつか原書にチャレンジしたいです。
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