全曲一人一人のキャラ色が滲み出てて、さすがシャフトって感じです バラエティー豊かな内容でかなり面白いアルバムに仕上がっている名盤ですよ ゴゴゴビューティーの後に収録されている、あの人のシークレットトラックにもニヤリとさせられます ここまでやるかシャフト!
本作からHD制作になったのか(?)、無印・俗 と比べて特に画質がキレイだと感じました。
俗では1話に3つ話が入っていましたが、本作では2.5話ずつになっています。
しかしそのことでテンポが下がったということは無かったです。
前作であったパロディ回(絶望ファイトや黒い11人の女など)は無く、
本作は特に、「原作準拠」で作られていると思います(キャラクター作画面が特に)。
OP・EDも相変わらずのクオリティ、作中に散りばめられている小ネタも豊富で、
見ていて退屈しないと思いますが、あまりに「原作通り」な為、
原作を既読済みならば若干物足りなさを感じるかもしれません。
コミックの限定版にしか付いてこなかったOVAの話もまとめて収録されていたので初見の回もあり、
総合的に見て、かなり満足のいくものでした。
応募者プレゼントの新作話が楽しみです。
このアニメは絶望せし原作者へのオマージュにして,すべての絶望した日本人への手向けである.
だから,音楽もどこか影を背負った物が多い───と言うのは,わたしがこのアニメを色眼鏡で見ているのだろうか.
特筆すべきはメイン・テーマと,「春、満開の桜の下で」.DVDのメニュー画面でこれが流れて来ると涙を禁じ得ない.惜しむらくはもう少し長いバージョンも作曲し,収録して欲しかった.
ちなみに,「絶望のエピタフ」ってキング・クリムゾンっぽいタイトルだなあと思ったら,実際にクリムゾンの「エピタフ」に似てそうでギリギリ似ていない曲だったのには笑いました.こうした70年代テイストが,映像の1920年代テイストと合わせて「いつの時代か分からないレトロ感」を醸し出しています.ただ,フォークソング風のあの曲は入っていなかった……
注文後、数日で届きました。購入できて良かったです。
キャラソンは今まで買っていなかったのですが,DVDもCDも揃って他にお布施する宛が無くなってしまったので1期のキャラソンアルバムとともに買いました.
ジャケットは1期のそれをカラーにして背景を変えた物ですが,明らかに少女革命ウテナの影響が見て取れます.原作でもアニメでもウテナの影響を受けたと思われるカットがちらほらと登場してはいましたが,原作の久米田先生の持つある種の様式美意識がウテナのそれと通底するところがあるのかも知れません.
主人公・その2(36.7℃),病気と闘っている方々に対してずいぶんと不謹慎だなあと思いながら歌詞を読んでいたら,ただの風邪だったというオチ.原作者が嫌っている病死ネタのケータイ小説を揶揄しているのは奈美ちゃんに相応しい歌詞ですね.
ラストの密室ロッカーズ・ルームは,歌う声優の数が少ないとはいえ,1期の「デッド・ラインダンスです」と対置されるべき楽曲と言えるでしょう.歌詞も旋律も本アルバムの取りに相応しい.スカパラのようなブラスによるオーケストレーションもいい.
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