映画の公開時は、なんと梅図かずおの「まことちゃん」と同時公開されていました。我が家には裏面が「まことちゃん」のパンフレットが大事に保管されています(^_^)まだあどけない表情の薬師丸ひろ子が、本当に懐かしい作品です。(そうそう、彼女は肩下にあざがあるのですが、ポスターであざが修正されてしまったのがすごくショックだったとインタビューで語っていました。)鶴見信吾も初々しい〜!確かこの頃は「金八先生」で大ブレイク中でしたね。石原真理子はこの映画で相米監督から「眉は細くしないほうがいい」とアドバイスを受けて、太眉にしたら売れっ子になってしまったと後日語っていました。監督には先見の明があったのですね。急逝したことが悔やまれます。売り出し前の真田広之が、嫌〜な大学生を演じていますが、顔はあまり出てきません。彼のガールフレンド役は原田美枝子です。なんて豪華な脇役なんでしょう。
この頃にありがちだった、うさんくさい青春ドラマとは一線を引いており、相米監督の手腕が光る一本です。今時の高校生たちは、「同棲ごときで何を騒いでいるんだ?」「たかが寝ることで何を悩んでいるんだ?」と理解できないことでしょう・・。でも、それがこの時代の青春なのです。80年代前半のあか抜けないアニュイな雰囲気、背伸びをしながら大人になりきれない青春群像は、この時代に青春時代を過ごした世代には胸に響きます。最後の学園祭の様子も、「ああ・・・懐かしいなあ^」と感じる私は完全におばさん・・・。余談ですが、ここで歌っているのは「想い出がいっぱい」を歌ってヒットさせたH2Oです。「ローレライ」という主題歌を歌っています。
追伸:DVDの画像がとんでもなく悪いのは本当に残念(-_-;)おまけに、公開時の映像がカットされているのも残念(T_T)だから★4つです。
薬師丸さんは,所謂普通の「お嬢様」とは違うけど,独特の「お嬢様」感があって,独特な存在感のある女優さんですね。特別好きなタイプということでもないのですが,何故か彼女が映ると観てしまいます(最近でも時々TVドラマに出演すると,ついつい観てしまいます)。正直,私は日本映画は総じて嫌いですが,薬師丸さんの映画は結構観ました。映画の出来云々ではなく,彼女の存在自体にオーラのようなものを感じるのです。 このボックスには,「翔んだカップル オリジナル版」「セーラー服と機関銃」「メイン・テーマ」が収録。バラだと1作5千円くらいするのでファンならお買い得です。 余談ですが,彼女は歌も良いですね。これまた特別上手い訳じゃないんですが,不思議な魅力ある声をしています。曲自体も良く,映画に一花添えています。
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