放送中はどれほど一週間が待ち遠しかったことか。
脚本の面白さもありますが、キャスティングがもう、最高!
あの東海林さん役は大泉洋さんにしかできなかったのでは?
篠原涼子演じるクールな大前春子との絶妙な掛け合いは毎回
お腹がよじれるほど笑いました。
特に忘れられないのは8話。何度見直したことか・・・。
ハケンと正社員という現実的なテーマにしっかり切り込みながらも
今までのドラマにない恋の行方にハラハラ。
こんなに最終回が来ないでほしいと思ったドラマはありません。
続編、ぜひ作ってほしいです。
女性誌Domaniに掲載されていた連載小説。 主人公奈央子は商社に勤める30代前半OL。 独身だけどもてない訳でもなくがつがつしている訳でもなくて洗練されていて後輩の女子社員が慕う、「お局」ではなくて「姐御」。 始めは煮え切らない恋人や年下のセックスフレンドとの間で潔いけど情の深い彼女が悩んだりする姿に共感したり「なぁるほど」と、自分の整理しきれない気持ちの理由を発見したりしていましたが、不倫相手との妻とのやりとりや結末には既婚者林真理子氏から、世の独身女性への「人のダンナに手ぇ出したらまともな人生送らせないわよ!」という警鐘のように感じました。 隣の芝生は眺めるだけにしなくっちゃ。と背筋がひんやりとしました。 この本を読んで、anego林真理子氏に諭される女性は多いんじゃないかな。
Queenのデビューアルバム。今聞いてもすごく新鮮。 フレディーの4オクターブの声にロジャーの甲高い声が重なり、本当にオペラロックと言われただけある、そんな初期の作品がふんだんに盛り込まれているCDです。
北出菜奈は自分の曲は自分で作詞してるんですよね。 だから其の分、本人の言いたいことが直で伝わってくるんですよね。 やっぱりそういうところに魅力を感じます。 確かにこのアルバムはシングルの詰め合わせってかんじです。 シングル全部持ってる人は、買うかどうか悩むかもしれませんね(笑) けど10曲目の"瞬間"は1stシングルの消せない罪のカップリングでも ある曲なんですが、この曲はアルバム収録にあたって 歌いなおした曲なんですね。 私が初めてこの曲を聴いたときは軽い気持ちで聞いていたのですが、 ゆっくり歌詞を見ながら聴くと、自分の夢の為に、 付き合っていた、最愛の人と別れた曲だと思うんですね。 けどそういうのって歌手と作詞者が異なっていたらやっぱり何処か 違和感が生じると思うんですが、そういう点も歌手である北出菜奈が 作詞者でもあるんで違和感なく聞けると思うんですよ。 他にも色々と歌手=作詞者だから直で北出菜奈の気持ちが伝わってくる 曲がたくさん入っているんで、北出菜奈ファンはもちろん、 北出菜奈を知らない人とかにも、たくさんの人に聞いてもらいたい アルバムだと思いました。
久しぶりの林真理子、もしかして「本を読む女」以来かな。
相変わらず時代を切り取る感覚はさすが、元コピーライター。
由美子の描き方が面白い。何故なら「ど〜してわたしがこんな目に!」と叫ぶ中年女性が沢山いそうだから。
由美子の存在は今の20〜30代の働く若者がもっとも嫌うタイプに見える。プライドばかり高くてそのくせ何もできなくて・・の元お嬢様。
生まれも育ちも対照的な存在としての沖縄の珠緒という女の子がとても好印象に映る。
でも、どうしても納得できないのは何故沖縄のたいして勉強もしていなかった女の子が特別指導により国立大学医学部に入れてしまうのか(いくら国立大医学部中、偏差値最低医学部でも)
この部分リアリティに欠ける。このリアリティのなさが、最後に医者の血筋を引く由美子のフリーターの息子が最終的に振られてしまうというとてもいい落ちを台無しにしてしまっているように思えてならない。
林真理子は本当はセレブの内情を書きたかったのでは?といわれてしまうのは、珠緒の安易な描き方にもう一つ工夫が足りないからかも。
いや、本当は性格のいい珠緒には林真理子は興味がないのかもしれない(笑)
最後に由美子が「気がついたら下流になっていた」という笑えないラストに現実を見るが・・・・読み終えた後は何も残らなかった。
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