カジヒデキさんの歌に合わせて根岸君がノリノリになる場面が最高でした★
クラウザーさんのオフショットや松山さんのインタビューもあって満足の内容でした♪
半世紀以上も前に(1948年)作られた作品だから、これだけの名作にレビューが書かれていないというのも仕方がないかも知れぬ。しかし、中学生か高校生になりたてで、西欧の文学作品に接する機会もなかった少年を夢中にさせる何かがあったことは事実だ。デンマークのハムレット父王の亡霊が城に現れるおどろおどろしい冒頭部分、兄王を弟(ハムレットの叔父)が毒殺する場面、父をハムレットに殺されて狂った恋人オフェリアが川面を流れていく哀切な場面、母が毒入りの酒杯をあおり、叔父に復讐を遂げるものの、毒を塗った剣先に倒れるハムレットという悲劇的な最終場面。偉大な文学作品と構える前に、その面白い筋立てに夢中にさせられたものだ。それから、何度見返したか分からない。今度、このレビューを書くに際して見直して、ハムレットの、母子相姦とは言わぬが、尋常でない母への愛情に気付かされた。それにしても、名優ローレンス・オリヴィエのハムレット、叔父、母役の俳優の美しさ、オフェリアの清純さが印象的だ。アカデミー作品賞、同主演男優賞、ヴェネツィア金獅子賞、同主演女優賞等を総なめにした作品だ。最近では、オリヴィエの再来と言われるケネス・ブランナー監督・主演の「ハムレット」が1996年に製作され、シェークスピアの台詞をすべてなぞったために4時間の長編となった(オリヴィエのも2時間半と結構長い)。オリヴィエのが、白黒の上に舞台を海際に立つ素朴な中世風の城に設定しているのに対し、ブランナーのはカラーで、俳優が華やかな衣裳を纏い、豪華な平城を舞台にしているので受ける印象が非常に違う。ハムレットとやや肉感的オフェリアとの愛の描き方も現代的というか生々しい。省略なしに台詞の全てが聞けるというのは収穫だったし、出来もそれ程悪くないが、最後の「決闘」場面が急に転調した様で分からなかった。個々の俳優の気品、美しさでは前作にかなわない。
発売日に即買って、じっくり読みました。賛否両論まぁいろいろ言われてる内容だけど…結構ショッキングでした、正直。女性とのこととか、メンバーのこととか。でも、彼の考え方とか、生き方とか、なんて言うかパワーみたいなものがすごく伝わってきて、「あ~やっぱりKISSのファンでよかったな」って思えて。それに日本版しかない秘蔵写真も満載で、ホントにキッス・アーミーにはたまらない1冊ですね。
名手エリック・カーを亡くし、当時のメンバーの精神状態を表すかのようなダークな印象を聴き手に与える作品だ。オリジナルではないにせよ、#5GOD GAVE ROCK'N'ROLL TO YOUIIは彼への鎮魂歌の様にも聞こえるのは僕だけではないだろう。そんな本作の中にもKISS本来の持ち味を発揮した、#9 I JUST WANNAの存在がギラリと光っている。そして最後に収められているのがエリック・カーのドラム・ソロである。手数の多さに圧倒された・・・。
このアルバム「地獄の軍団」から「地獄のロックファイヤー」「ラヴガン」「アライヴ'2」までをキッスの黄金期とみてほぼ間違いない。この頃に初来日して武道館でのライヴはNHKのヤングミュージックショウで放映された。現在も色あせない代表曲「デトロイトロックシティー」はイントロのリフからポールスタンレーの甘い絶叫ヴォーカル間奏のブレイクからエースのリードソロから最後はツインリードになる曲の構成はこれでもかという予定調和でありながら見事な完成形であり、期待を裏切らない王道のハードロックである。一歩間違うとダサくて田舎臭くなるところを土俵際いっぱいで残っている。
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