主人公であるヨメと、そのオットとのラブラブ四コマ。「こどものじかん」では屈折した形で表白されている優しい暖かさが、これは直球で表現されているものの、底流にある愛に向かうベクトルは同一と言えよう。何より、どの一つをとっても面白いマンガであり、小中学生の子供達にもたいへん受けていた。ただ、後半になって少し雰囲気が変わる。ずっと「オット」の一言居士だった「ヨメ」が、ときどきながら喋るようになり、その内容もちょっと九重りん風にシニカル。ツマコ、ダンナなるサイドキャラクターも頻回に登場し、変化球パターン。それはそれで面白いが、当初の空気が薄れてくるのは否めない。この本は続編なしの一冊本であるのが最高だろうと思う。
OVAオンリーとなった2学期の最終巻です。
原作で言うと4巻までの内容となっております。
内容自体は良いのですが、いかんせん物足りないというか…
続きに期待大です。
おまけの「社会見学」と「発売記念イベント」は、トークもなかなかに面白くて楽しめます。
1巻目から久し振りの続刊の登場です。
ラブラブな夫婦の天然というか、マニアックな話の展開が非常に楽しいです。 前巻をよりはヨメちゃんが暴走した感じは抑えられていますが、それでも色々と高性能なヨメちゃんです。
小エロ要素(えっち以上、エロエロ以下)を含みながらも、それを下品に見せない所も良いです。
ツマコさん夫婦も話の中心に加わり、何かと楽しかったのですが、2巻で終了という事で非常に残念です。
絵のクオリティは当然高いですが、話の内容も高いので、購入を検討されてる方には是非オススメです。 話の冒頭に必ず挿絵的な物がありますが、それが非常に綺麗に仕上がってて、私は大好きでした。
余談です、地味に全編フルカラーです。
他の方のレビューを読めば、良質な書であることは明確だと思いますので、ちょっと補足的なことを書かせていただきます。
この本は、表紙右の九重りんのモデルを作る過程を丁寧に追った内容になっています。なので、髪型の全然違うキャラクターを作るという場合、結構困ります。 二次元のキャラクターって、変わった髪型の人が居ますからね。 初めは本と同様、基本図形の球体を弄って作っていたのですが、ntnyさんの『ローポリ スーパーテクニック』を読んでからは、参考画像や自分で書き起こした絵に合わせて、面を一枚一枚貼っていく手法に切り替えました。個人的には、こっちの方がイメージに近いものになります。
一つどうしても書いておいてほしかったのは、指のボーンはミクさんのモデルの位置から変に動かさない方がいいということです。むしろ、ポリゴンをボーンに合わせるくらいの方がいいです。 これは知らないで作ると、結構痛いです。他のモデルに合わせて作られたモーションを流し込んだ時、指が綺麗に動いてくれません。 他のボーンも同じことですが、指は特にボーンが多く、あとから調整するのも大変ですからね。 MMDでモーションを一切借りず、全て自作する、という人は少ないと思います。互換性は大事です。 腕を長くするなど、体格調整の際には、ボーンの根元の頂点の座標を拡大の中心にして、そこから先のボーンをまとめて拡大すると、割とうまくいくと思います。 肩幅を広げるなら、肩のボーンだけ弄るんじゃなく、腕、ひじ、手首、指のボーンもまとめて移動させた方が、モーションの互換性が高まります。何を言っているのか分からないかもしれませんが……。
それと、かこみきさんのモデルの目の構造は、現在広くモデラーさんの間で採用されているものとは違っています。配布されている他の方のモデルのワイヤーを色々見れば分かると思います。 どちらが優れているとか、一概に断言はできないのですけれど、後者の方が作るのがかなり楽です。とっても楽です。
まず初めに、カバーが気合い入りまくりで『実に実に美しい』です。
これだけの画力、素晴らしい、美しいです。
大事なことなので二度言いました。これだけでも買う価値はあります。
さて、本題です。
彼ら彼女らのじかんもこの10巻でりん達は6年生まできました。
「時間は残酷で優しい」、とは某哲学書(君が望む永遠)からの引用になりますが、
その時の流れについてのテーマがひとつのエピソードとして描かれていることに注目したいです。
時がたつと、記憶として吸収するものが多くなるけど、忘れ去っていくものも多くなる。
どれだけ忘れたくはない大切な気持ちでも、等しく残酷に時は平等に流れて記憶を埋もれさせていく。
人間の脳の構造はそうなっています(医学による最新の脳研究による現段階の主流の仮説)。
青木先生は、「それは自然なことなんだよ」と、りんに自らを責めないように伝える優しさを持っています。
こどもたちと共におとなも成長していますね。
さて、わたくしたち読者も同じように成長し続けることが出来るのでしょうか?
たいせつなじかんをくれる本書に、ありがとう。
※追記:ママレモンwwwじゃなくて、ママメロンには爆笑させて頂きました。新情報共有概念による教育の進化の片鱗を見た思いです。
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