題名のとおり、この巻でカルナバルは決着がつきます。
この巻の山場は、中盤の鳳凰連合vs豊平重工ですが、
途中までのペースを見る限り、到底この一冊で決着がつきそうに見えなかったので、最後には端折るのではないかと別の意味でハラハラしながら読みましたが、何とか破綻なく終結しました。
しかし、流石に駆け足の感は否めませんでしたが。
どんどん死にます。本来、戦闘とはそういうものなのかもしれませんが、苦戦とか拮抗とかほとんどしません。短時間かつ、ほとんど一方的にケリがついて行き、述懐とか死ぬ直前の回想シーンとか、ほとんどカットです。死亡フラグを立てる暇さえありません。
バッタバッタ死にます。カルナバルになってから出てきたキャラは勿論、もっと前から出てきてたような古株キャラまで死にます。
作者、鬼です。
そして、物語は次のステージへ……。
題名からして、このカルナバルは一つのクライマックスかと思ったのですが、どうも中盤の1イベントに過ぎなかったみたいですね。
今回はまたえらく血みどろです。
素手での格闘戦、ナイフコンバット、銃撃戦、狙撃戦、果ては爆破とやり放題です。
各組織の戦略・戦術が入り乱れてノンストップの戦闘が楽しめます。
惜しむらくは、いずれもトップクラスの暗殺者でありながらその凄みを存分に見せ付けることもなく結構あっけなくバタバタ死んで行くところですが、これは構成上仕方ないといえば仕方ないでしょう。参加人数が五十人弱もいるので、各戦闘を詳しく書いて行ったら何冊あっても終わらないでしょうし……
逆に、凄腕と判っている面子が情け容赦なく死んでいくことで、潰し合いの過酷さが浮き彫りにもなっています。卓越した戦闘能力を持っていても、一撃被弾したらそれまで、というのがこの作品の魅力の一つですね。銃弾こそが神です。
人間模様もえらい事になってきたようで、各組織並々ならぬ大損害を蒙っていながら沈静化の気配も見せないカルナバルの行方が楽しみです。
永い月日を経ていよいよ完結。会えば別れとは言うものの、最終巻は寂しい。
今までずっと楽しませてくれたけど、ヘンな終わり方だけはしないで欲しい…と不安に思ったり…杞憂でした!最後まで最高!
3巻で号泣したのですがこの巻は本当にヤバイ。いろいろなことを思い出してしまいます。夜中に大泣きしてしまいました。
そして「大事なのはこの世界に生きる一人一人がすでに偉大だと気づくことなんだ」これです!このセリフをあの人が言う。痺れる。
さらに最後の最後、哀しいけどこうするしかない二人。
この作品を読んでいて良かった。一生忘れないでしょう。ありがとう!
今回もやってくれました!!バトルシーン満載! 大好きだこのシリーズ!!キャラクターもほぼ女の子or美女YES!! 最近こうゆうの無いんですよね〜。みんなモエとか言っちゃってさ・・・!
「拷問部」「危機管理部」そして今回は「暗殺部」入部はしたくないけど、すごい部活?!
「いるか人間」は怖い。この本を読んでからは現実のニュースなどを見て、加害者は「いるか人間」だったのでは?と感じてしまう。 銃はさすがにベテランなので、主人公(初心者)に向けて、丁寧に描写されていて分かりやすい。
章ごとの引用も素晴らしいのだが文字が小さくて少し読みにくかった。
とにかく、続きを早く読みたい!!
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