作者は男性名ですが、本当は女性で別名でも作品を発表しています。 「バベットの晩餐会」は映画を見てから読んだので、文章量の少なさが意外に感じましたが、この少なさで映画を凌駕する深さと広がりと味わいを持っていることに驚きました。「エーレンガード」は、国をひっくり返すほどのスキャンダルを毅然と守り抜く乙女の物語で、禁欲的な恋愛模様も楽しみの一つです。。 どちらのヒロインも力強い美しさを持っていて、解説で田中優子さんが書かれているように「女神の降り立つ物語」だと思います。
主人と結婚する前に初めて一緒に観た映画だったので、思わず購入しました。歳をかさねても いつまでも少年と少女の心を忘れずにいられたらいいな・・・と思わせる映画だと思います。カップルで観るのにオススメです。
|