デビューからずっと彼らのアルバムを聴いていますが、今回ほど完成度の高いアルバムはないと思います。
カルロスどデビッドは言うに及ばず、セバスチャンとウルスの歌唱力が非常にアップしました。
全ての曲が聴き応えありますが、特に「フォーリング・ストーリー」は原曲と全く異なる曲に仕上がり一番のお勧めで
す。彼らの重厚にして華麗な歌声に人生を重ねた円熟さが加わり、何度聴いても飽きません。
思い出の地、トスカーナ。
ルッカから電車で10分・・・だったかな?ポンテ・ア・モリアーノという町にチョットの間、住んでいました。この雑誌に掲載されたレストラン「バッテルフライ」の近くだったのです。
田舎ですから山も川も空も空気も澄んでいて、そこにいるだけで幸せでした。夏には蛍もたくさん舞っているんです。
そして、食べ物が何でも美味しい、そんな町でした。
トスカーナ1美味しいといわれるジェラートやさんもあるんですよ!!夏のみ営業なんですが・・・。
もちろん、人は親切で暖かい。
フィガロヴォヤージュでトスカーナの特集があっているのを知って、即買いました。
フィレンツェ、ルッカまでは、よく雑誌にも取り上げられると思うのですが、もう一歩踏み込んだ地にあるレストランが載っていたので嬉しかったです。
しかも、全体がとても綺麗な写真で掲載されていたので見ていて楽しいですよね。
今後もフィガロヴォヤージュ、注目していたいと思います。
基本的に、本編で使用されたトラックを集めた正統派のサウンドトラックなので、単体の作品として楽しめるかというと難しいところですが、47分に凝縮されたストーリーを鮮やかに切り取った音楽の数々は、優れたものばかりで聞き飽きることはありません。 おそらく、すべてを語っているのは、「1. Road ~Opening title~」で、軽快にはじまるサウンドと、突如として空に舞い上がるような感覚を味和せてくれるオーケストレーションで、物語に一気に引き込んでくれます。オーケストラパートのフレーズは、「14. Summer in Andalusia」でほぼ全編に渡って現れ、聴く者の感動を誘いますし、「16. End of Summer」での哀愁に満ちたリプライズも深い味わいがあります。 一方で、自転車レースを描写するに相応しい、踊るようなトラックも多くありますし、本編を見た人間には感慨深い「13. Campo」を収録しているところも、映画ファンを裏切らない作りで、全体的なバランスもよくできています。ともすれば、ニセモノの和製スペイン音楽を創ってしまうようなところも、きちんと解釈された、本多さんならでは音楽に昇華されているところも、好感がもてるところでしょう。 この作品は、本編にしてもサウンドトラックにしても、とにかく変に肩ひじを張らずに軽快に観たり聴いたりすることがベスト。あまりキャッチコピーや売り文句を気にすることなく素直に味わえば、決して期待を裏切るような作品ではないことは確かです。
前回のアマルフィでは観客に強い印象を与えようと事件を作りすぎ、その分展開に微妙な違和感が見え隠れしたのだが、今回のアンダルシアはエピソードがこなれていて、全編にわたって安心して楽しめる。さらに登場人物が抱えた秘めた謎と闇の部分が物語にうまい葛藤を生み出し退屈させない。伊藤英明演じるインターポールの刑事、神足と外交官黒田の係わり合いはよくある縦割り社会の軋轢にも見えるが、神足はそれだけではない何かを隠している、殺人事件の第一発見者、新藤結花を演じる黒木メイサの役どころも謎めいていて最後の最後まで目が離せない。また、黒田の当初の仕事であったはずのパリでパラレルに進む財務大臣のマネーロンダリング防止のための国際活動というサブストーリーが相関しながら最後に物語を見事に締めくくる展開も心憎い。アマルフィに比べ、美しい街、美しい自然の描写はやや控えめかもしれないが、雪のアンドラ公国、スペイン バルセロナ、絶景に抱かれた街アンダルシアの魅力は十分に伝わって作品の面白みを後押しする。織田裕二演じる外交官黒田もアマルフィ、TVシリーズを経て堂に入ってきた。アマルフィではキャラクタ像がまだ曖昧で一見アウトロー風な印象があり、そのため気障っぽく聞こえる台詞がどうも引っかかる場面があったのだが、今回は"日本の為に"というスタンスで働く正義漢として認知された感がある。いくつか劇中にある彼が登場人物と心理的な駆け引きを行うシーンで、彼の抑えた演技と無駄の無い台詞が、見ている者に深い印象を残すのを楽しんでもらいたい。
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