今までHaskellの入門的な本はいくつか出ていましたが、やっと本当の入門本が出たな、という印象です。
とにかく説明が親切です。理解が難しそうな概念や関数が出て来たときには、 短くて簡単なコード例をいくつも示してくれているので、 自分で対話環境に打って動かしながら理解を深めることもできます。
またこれらの短いコード例についても、日本語でしつこいぐらいに 「このコードはこういう意味です」というのを書いてくれているので、 自分の理解を確かめながら読み進めることができます。
Haskellで最もつまずきやすいMonadの説明には、ものすごいページ数を 割いて丁寧に解説されています。 まず8章と9章でMonadの話を出さずにI/Oのやり方だけをを徹底的に訓練。 更に、7.10節でFunctorという概念を学び、MaybeやTreeなどの具体的な 型でfmapがどのような意味を持つかを説明してくれます。 そして、11章ではFunctorについて更に詳しく学び、更にその機能追加版である Applicativeについて学び、今まで何度も出て来たMaybeもIOも更には関数さえもが Applicativeであることを学びます。 その後、13章でApplicativeの更なる機能強化版としてMonadが登場し、 具体的にMaybeやリストなどの例でMonadの機能がどのように役に立つかが わかります。 14章ではWriter, Reader, State, EitherなどのMonadインスタンスの意味や 使い方を学び、またliftM, join, filterM, foldMなどのモナディック関数を学び、 更には自分でMonadのインスタンスを定義するところまで学びます。
というように、全部で400ページ程の本のうち200ページ近くがMonadに関連する 説明に割かれおり、Functor, Applicative, Monoid, Monad などが、それぞれどういう目的のために存在し、実際にコードで書くとどうなり、 どのような場面で役に立つのかというのが何回も何回も復習も交えながら 繰り返し説明してくれます。
実際のコード例も数学っぽいテーマのものはほとんどなく、 「綱渡りをしているときにバランス棒の右側と左側に鳥が止まって、 右と左の鳥の数の差が3以上だと綱から落ちてしまう」とか 「チェスのナイトが3手で進みうる位置はどこか」といった 馴染みやすいものを題材として、Maybeモナドやリストモナド(非決定計算)を 使って美しいコードに仕上げて行くので、非常にわかりやすいです。
翻訳も原文のポップな雰囲気をうまく日本語で表現しつつ、 説明もしっかりわかりやすいものになっていると思います。 必要な箇所には親切な訳注が入っていたり、 巻末には付録としてマルチバイト文字の扱いの補足まであったりして、 ただの翻訳に留まらず、原著を超えうる本になっていると思います。
やっぱり、つるのさんはいいです。別に好きでもなかった歌がつるのさんが歌うとすごく良く聞こえます。高音もきれいに出てるし、力強さもあるし、今までのカバーアルバムの中で私は一番好きです。2、時の流れに身をまかせ3、FOR YOU7、シングルベッド11、ジョイへの伝言12、心の瞳がおすすめです。心に響きます。ぜひいろいろな方に聞いてほしいですね。
カーボン柄がどうしても欲しかったところ,こちらに行き着きました。
アウトレットと言うことで,最悪入らないことを想定しながら,商品到着を待ちました。
はめてみると,確かに商品説明通り,歪み,ズレ等はありますが,なんとかしっかりはまります。
だぶつく部分が,気になるのならば,セロハンテープや何かしらのDIY関連のテープを挟めば良いのかなとも思いますが,
別に気にならないのでそのままです。
カーボン柄としてはしっかり質感もあり,さわり心地が良く,満足です。
ただし,樹脂とカーボンの境目が結構わかりやすい。
そのため,シルバー色が,iphone黒のため,境目を目立たせてしまい,そこが★一個マイナスです。
シルバーは白との相性が良いのかな。
まあ,アウトレットということで許容範囲かと。
いろいろDVDが発売されている中で最も若い真梨子さんが見られる。当時はこんなポップな髪型と衣装だったのかとびっくりしてしまいます。今は割りと歳相応に(ごめんなさい)シックで落ち着いているからちょっと違和感があります。 バックはマロさんと小松崎さんくらいであとは今とは違う面々だし、曲も真梨子さん作詞は「テンダネス」のみ。 92.4.13府中の森芸術劇場にて収録とのこと。
「君に届け」を読んでとても気に入ったので、前作も読んでみようとこのマンガを購入しました。 絵は「君に届け」ほどではないにしても、十分きれいで読みやすいです。 また、登場するキャラクターがみんな優しい心の持ち主だというのも「君に届け」同様、安心して読めます。 主人公の女の子さっちゃん、その片思い相手の男の子ユキちゃん、さっちゃんの親友の朱美、朱美の彼氏の雄平、ユキちゃんの親友の赤星・・・この5人の狭い人間関係の中で、様々な恋愛が繰り広げられます。みな純粋に好きな相手を想い、友情も大切にする人たちだからこそ、悩んだり苦しんだり誰かを傷つけてしまったりするのですが、そこが学生恋愛ドラマの醍醐味とも言えます。 主要キャラ5人全員が何かしらの形で傷つき、切なさを味わうのですが、最後はみんなが幸せに向かう形で終わっているので、ホッとしました。 ただ、朱美とユキちゃんがダメになったあと、ユキちゃんの気持ちがさっちゃんに向かうまでが少し急というか、無理やりな感じがしました。もう少し、気持ちの変化などを丁寧に描いていると良かったかな、と思います。その他の場面でも、気持ちの表現がわかりづらい部分もあり、気になりました。 しかしながら、全体的にみると、少女漫画らしい切なさいっぱいで優しい気持ちになれる良い作品だったと思います。
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