キャストがすごくいいです。
深夜の30分ドラマにもかかわらず豪華な俳優・女優陣☆
笑いもあり、家族愛もあり、 短いのでさらっと見れるドラマです( ̄3 ̄)
新宿のスナックでのシーンは、若松孝二監督を廻るオトモダチの手だれ俳優陣がのびのびとスクリーンで躍動している。
吉川英治氏の原作は、出生の問題に悩む若き平清盛の青春期(平安
時代末期)から、医師阿部麻鳥夫妻が吉野で桜を眺めながら息子へ
の思いを語る時期(鎌倉時代初期)までを描いた超大作です。この
人形劇は、吉川氏の壮大かつ繊細な物語の大部分を丹念に映像化し
た労作でもあります。
第二部で熱病に苦しむ清盛(声・風間杜夫)が妻徳子(声・紺野美
沙子)に、「お前は、わしの観音菩薩だ」と感謝をこめて語るシー
ンは涙なしに見られない名場面です。源氏に圧倒され、都落ちし
た平家一門の人々が、清盛入道を追悼する管絃講の場面は、切な
さがこみあげてきます。
川本喜八郎氏の人形美術の至芸と声優諸氏の名演が鮮やかに輝
く傑作人形劇です。
第1章は原作通りに上手く映像化されていたのですが、第2章は内容を詰め込みすぎでストーリーに破綻をきたしているように感じました。
(前作が原作1〜5巻までだったのに対し、今作は6〜15巻と倍の内容を同じ時間で)
良く言えばテンポはいいのでしょうが…。
キャストも独自の展開も評価できるのですが、原作を知らない人が置いて行かれるのはどうかと思いました。
是非とも、原作を読んで端折られた内容の補完をお勧めします。
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