豪華と言う他ない役者陣による演技、洗練されたCG、水滴の大きさで着ぐるみの大きさが分からないように砂で表現するなど極限まで作り込まれた演出。どれもがハイクオリティーでありながら、華美にならず丁寧で落ち着いた表現に終始しており見ていて非常に心地よい。
前二作とのあまりの方向転換や、単に怪獣が町中で暴れたらどうなるかを描いただけの映画だという誤解、倉田など意味がよくわからない登場人物が出るなどの理由から、しばしば低評価を受ける作品だが、テーマ性と脚本のレベルは前作と比べ物にならないほど高い。前作までのガメラ、綾奈、倉田、長峰、のスタンスこそがストーリーの鍵となる。
前作までのガメラの主張は、敵は地球を滅ぼそうという悪であり、それを倒す自分は正義である。場合によっては人間も悪になりうる。
綾奈の主張は、自分は何もしていないのに家族を殺された。ゆえにガメラこそが悪であるということ。一般的な特撮作品における主人公は実はほとんどこの二つのどちらかのスタンスであることがわかる。
倉田の主張は、人間は明らかに正義ではない。ゆえに生きることは惨めで汚く、ギャオスに滅ぼされるべきであるということ。
長峰の主張は、生きて行くのに正義も悪もないが、生物は最後の瞬間までどんなに惨めでも生きようとするということ。
戦えば、必ず人は死ぬ。たとえ戦わなければ地球が壊滅するとしても、ガメラが殺した人間はガメラが現れなかったらもっと生き延びられたはずである(ワクチン接種で副作用を発症した人間は、将来病気にかかるはずの人間ではなかあったはずであるのと同じ)。つまり人間を救うためには人間を殺さなければならないという矛盾。ゆえにガメラは人間との交流を断った。だが、目の前の人間は助けたい。その矛盾。地球を守るために実はガメラが前作で地球環境を破壊していたことまで語られる。生きて行くことは周りを傷つけ地球を傷つけていく。倉田やギャオスを作った者はそこから逃げようとした。だが、ガメラや長峰、浅葱はどんなに惨めで自分が間違っていても、最後まで生きようとする。綾奈に必死で心臓マッサージを続ける長峰の姿、それを助けようとするガメラ(そこでも恐らくマナを消費し地球環境を破壊している)の姿がそれを象徴している。ギャオスを倒すためだからしょうがないじゃん!とは割り切らず、苦しみながら鬼の形相で戦うガメラは本当にカッコいい。綾奈は同じようでまったく違うスタンスである。自分は正義だと思っている。だから周りで死んだ者に気づけなかった。イリスが綾奈の記憶を読み取ろうとしたことにより逆に綾奈が封じ込めていた記憶ーそこにはガメラだけでなくギャオスもいたーを認識し、自らの過ちに気づいてゆく演出も本当に上手く設定を利用しており、素晴らしいの一言。
イリスの最後のあっけなさすら、生を否定した存在として描くための演出だったのだろう。この作品には無駄なシーンが一つもない。
エンターテイメント性については視聴者の嗜好にかなり左右されるだろうが、テーマの考察の深さとオリジナリティ、挑戦心、創造性、映像美、演出力の高さという意味では国内外問わずSF映画の最高峰。
価格を考えれば★4つでも…と思ったものの、最近のヤングサンデーのムック(井上和香)の 出来はよかったのに同じ出版社でこの差はチョット…、と思い3つにしました。 ページ数は約80。その内風景などモデルが全く写っていないページが8、 わざとブラしたり、逆光ではっきりとモデルが見えないページが4、 これでは実質70ページです。無駄なページが多く非常に残念。 また冒頭は盗撮っぽい雰囲気を出そうとしているためか顔を敢えて隠していますし、 表紙にもなっているバスタブに浸かって、体を覆うのはドル紙幣のみ、 という写真も実際はビキニよりも身体を覆っている面積が多く、スタイルの良さが ほとんど伝わってきません。 終盤のベッド上での写真はモデルを大きく写していま!すが、お尻中心。 構図に偏りがあってここでもスタイルの良さは伝わらず…。 これならsabraなど雑誌のグラビアの方がイイかもしれません。 ページ数は少ないですが、可愛らしい表情が見られるのでファンの方なら 買いかもしれませんが、ファンというわけでもない方なら1stを買うほうがいいと思います。 露出度も決して高いとはいえず並程度でしょうか。 爽やかな森下千里は好きなのですが、見所と呼べるようなページが見当たらず、本作は不発。 期待していただけに残念。
緑色のブルマが凄く良かった。あとは見る価値なし! 15分ずっとこのブルマで撮影してもらいたかったね!
前作は16名も掲載されていたために、一人当たりのページ数が少ない人では5ページ、と寂しい思いをさせられたものの
第二弾は収録人数を11人に厳選。最低でも一人当たり7ページが確保され、前作でのフラストレーションが緩和されています。
掲載されているのは以下の11名
堀北真希・・・15 安めぐみ・・・9 夏帆・・・13 工藤里紗・・・11 吉岡美穂・・・7 小野真弓・・・9 森下千里・・・9
小向美奈子・・・7 浜田翔子・・・9 若槻千夏・・・9 香里奈・・・7
やはり堀北真希・夏帆のケータイ刑事姉妹合わせて約30ページ確保されているところが魅力でしょうか。
ティーンアイドルに興味の有る方は「買い」の一冊だと思います。
しかし、10ページ未満とはいえ、吉岡美穂・小野真弓の両人も「メガネの似合うお姉さん」の魅力十分の姿を披露。
安めぐみも収録されているので、ティーンアイドル好きのみならず、「しっとりしたお姉さん」好きも満足させられる一冊だと思います。
写真以外は前作同様北川昌弘氏のコラムなど。氏が選ぶメガネをかけさせたいタレント、沢尻エリカ・相武紗季を加えた
第三弾が待ち遠しい、と思わせる作品でした。
ただ、本作で若槻千夏が早くも二度目の登場、というのは気になるところ。
宮崎あおいや、相武紗季、長谷川京子など未収録の人がいながら二度目、とは。できれば他の人を、と思ってしまいました。
また、連載で登場した人だけでなく、単行本撮り下ろしの人もみたいところです。
雑誌に掲載されて、単行本化を待っていたら旬を逃してしまう、という思いもあり、第三弾では撮り下ろしに期待したいです。
アンジェラ・アキのようにメガネ姿が魅力のアーティストも登場していますし、
アイドル・女優に限らず美人アーティスト等にもメガネ姿を拡大させていって欲しい、そう思わせる内容でした。
いわゆるアイドルイメージDVDではなく、監視や覗きをコンセプトにした企画については、評価できると思います。
ただ、この企画と森下千里の組み合わせが全然マッチしないのが残念です。
何故なら、彼女のキャラが受動的な「覗かれる」キャラではなく、能動的な「覗く」キャラだからです。
能動的なエピソードをバラエティ番組で彼女自身がネタにして、現在のス○ーカーキャラを確立させているわけですから、そんな彼女が「覗かれる」ことを演じていても、感情移入ができません。
また、冷静に見れば露出自体もあまり高めではありません。
ただ、ありきたりの作品から脱却してオンリーワン的な作品に挑戦した意欲は評価できますので、星3つの評価です。
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