・色々勉強になりました。
・著者の主張としては
■1.やってはいけないこと
−3月に購入すること
→その理由は、転勤があるかもしれない、から。
(転勤が生じた場合、キャンセルできるが多大な違約金を要求される)
−全国11,000戸の実に40%が3月に売買される。
3月に間に合わせるために突貫工事をすることもあり
その手の物件の質は危うい。
突貫工事の有無は(入居時期−完成時期)が
1ヶ月以上空いていることが目安。(三井は2ヶ月空けるとのこと)
■2.あまり拘らない方が良いこと
−購入期限 (いつまでに買う)
−内装 (内装=化粧はいくらでも誤魔化せる)
−設備 (備え付けである必要はない、家電量販店で購入すれば良い。ex.食洗機、風呂の壁に填め込まれた液晶TV)
■3.絶対に拘るべきこと
−最も拘るべきは”立地”
・立地=最寄り駅力+駅からの距離
−立地で考えるべき視点は 安全>便利
−安全性の確認としては
・洪水ハザードマップ
・地歴 の2点をデベロッパーの担当者から入手すべきとのこと。
■その他、本書で発見したこと
−施工責任者=所長でマンションの質が決まる
デベロッパーの所長がinitiativeを取っているか建設会社に任せっきりか
でマンションの質が大きく変わる、と。勿論、前者のマンションを購入すべき。
所長に注目したことはあまりありませんでしたが言われてみると確かに
その視点はあるなあ と思いました。要は現場責任者ですものね。
−アフターサービスを考慮せよ
アフターサービスを行っているのが誰かで質が影響を受けると。
そのデベロッパー>子会社・関連会社>何の関連もない部外社
不動産鑑定士試験は、司法試験・公認会計士試験と並び三大国家試験と呼ばれる難関試験です。 短答式試験合格者のみが論文式試験の受験資格が得られるため最終合格率は約3.1%(平成23年度)。 しかし、平成23年度の短答式試験合格率は27.7%で、短答式に限れば意外と合格率の高い試験です。 論文式試験の合格までは大変ですが、宅建試験に合格できる力があれば短答式試験は合格可能です。 この短答式試験に合格すれば論文式試験の受験資格が与えられます。 論文式試験の合格率は11.3%(平成23年度)とこちらも意外と高い合格率です。 このように2段階で考えると、この難関試験もそう手強さを恐れるほどではありません。
短答式試験の受験科目は、「不動産鑑定理論」と「不動産に関する行政法規」の2科目ですが、 後者は約40の膨大な法令から出題されるため、出題可能性に応じてメリハリを付けた学習が必要。 本書は、出題可能性の観点から合格に必要十分な範囲を初歩から分かりやすく説明しています。 予備校のテキストや他の市販テキストは、辞書のごとく網羅性を重視するあまりメリハリがなく、 余り興味を持てないのが難点です。また、分厚いテキストではやる気が失せるのも事実。
本書は必要最小限のコンパクトな分量で、重要な箇所を赤字にするなど学習者にやさしい編集。 退屈しないよう工夫があり、とっつきやすさ・見やすさは満点です。 その分受験歴の長いベテラン受験生には物足りないでしょう。(このため★は4にしました。) 分厚いテキストに手を付けるなら、まずこのテキストで概要を掴んでからの方が近道です。 宅建合格レベルならこのテキストを読んで、短答式試験の過去問集を何回も繰り返せばOK。 比較的短期間で合格ラインに到達できるはずです。 なんといっても不動産鑑定士試験の本丸は論文式試験。 短答式試験はぎりぎりで合格すればよいのです。 短答式試験はさくっと合格して、早く論文式試験対策に移行するのが短期最終合格の秘訣です。
以前から関数電卓を持ってはいたのですが、普通の計算機と殆ど変わらない使い方をしていたので、上手く使えるようになったら良いなぁと常々思っていました。そこで、関数電卓を新調したのをきっかけにまじめに取り組もうと思い、この本を購入しました。この本を読みながら計算例を入力するという作業をしばらくやっていたら、前よりは、かなり関数電卓らしい使いかたができるようになったので、買ってよかったと思います。特に、変数やメモリを使った計算ができるようになったのが嬉しかったですね。
■ 良いと思った点:
(1) 計算機の選び方が詳しく書いてある:ちなみに、自分の場合は著者のWebサイトを見てから買いましたが、本には、もう少し詳しく書いてあります。なお、著者の推奨機種については、行間をよく読むと書いてあったりします。よって、関数電卓を買う前に一読しておくのも良いかもしれません。
(2) 入力方式別に解説がなされている: 国内3メーカー(Canon, CASIO, SHARP)の入力方式に対応しており、この一冊でほぼすべての機種に対応できます。
(3) コラム欄で知っておいた方がよい豆知識みたいなものが色々載っていて、参考になります。
■ 要改善だと思う点:
色々な分野(主として工学分野)の計算例が載っていて、関数電卓でどのように計算するかという点については、ステップ毎に詳しく掲載されているのですが、手計算のプロセスが掲載されていないので、両方を併記すればより分かりやすくなったのではないかと思います。
不動産価格を決定する鑑定士の業務内容を含め、 上位資格としての魅力を伝えている本。 公的評価の重要性についても触れており、 幅広い業界についてのコメントが充実。 鑑定士に興味がある人は必見の一冊。
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