かぐや姫時代、ややこうせつや正やんの人気に押され、ボケ役に甘んじており音楽的にも評価の低かった感のあるパンダだが、彼の味のある歌声とシンプルながら生活観漂う詩の世界は、今でこそその真価がわかる。
『風の街』で青春を謳歌したあの若者たちは、今では『おはようおやすみ日曜日』とその生活を楽しんでいる。
1975年嬬恋、伝説のコンサート。あれから四半世紀25年。高校生だった僕も今やお父さん。別々の道を歩んでいた3人はどのような音を聞かせてくれるのでしょうか。アコースティック・サウンドをよみがえらせて欲しいものです。
なぜこれまでCD化されなかったのか!? 各メンバーの個性が競い合う名作の3rdアルバムです。
他作では聞けない田口さんのハードな面が聴ける[1][3]
ロマンチスト常富さんの[2][5][9]、作風が広く器用な内山さん[8][10]、
石山さん作で内山さんの名唱[6](アルバムバージョン)、
今作のみ参加の大久保さんの絶対CMソング向きの[7]、など粒ぞろいです。
加えて、[11][12]はプロデューサーでもある吉田拓郎作曲ですし。
わがままを言えば、シングル「戻ってきた恋人」「各駅停車(シングルバージョン)」を
ボートラに収録するか、もしくはAB面を集めた『シングルス』が欲しかったですね。
大学生時代にレコードがすり切れるくらい聞いたかぐや姫。今改めて聞くと、やはりすばらしいグループだったなと思う。
渥美清、30年前の歌が今、蘇る。
山田パンダが新たに声を入れ。
パンダならではの優しい声、渥美清の人情みあふれる声
浅草の風情が目に浮かぶ二人ながらではの音に成っています。
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