義経の幼少時代、奥州へたどりつくまで辺りの内容です。 今まさに大河ドラマでやっていますが、こういう話は文字で読んで想像した方がよっぽど楽しめます。 義経については天才、神童的に書かざるをえませんが、読み手がひかない程度で加減がいいです。 自分の軽率な振る舞いが原因でで母が京を離れることになり、覚日に別れの挨拶をすることを許され、 最後の夜に母にあまえて着物を着せてもらう場面などは思い出しても泣けてきます。 みなさんも読んでみてください。
画質・音声の劣化、ぞんざいな編集は否めませんが、それが気にならなければ、大河ドラマの貴重な映像資料として十分楽しめます。
白黒映像ながら、合戦シーンはとても良く出来ています。屋島の戦いで、コントを彷彿とさせる平景清と美尾屋十郎の一騎打ちや、壇ノ浦の戦いでの、主役を食う平教経の戦いぶりや、平知盛の最後は、後年の大河ドラマ『義経』のような媚びた所はなく、役者の気迫が伝わってきます。
ラストの義経主従の大殺陣も見物で、弁慶の立ち往生が霞むくらい壮絶です。平泉の炎上や西国へ向かう一行を阻む平家の怨霊登場するシーンでチャチ(笑)な特撮と合成を楽しめます。
頼朝も冷徹なリーダーではありましたが、個人として、正直すぎる弟・義経を心配する兄でした。
NHK大河ドラマと言うよりは少年時代活劇の要素が強いですが、それなら後年の『義経』はバラエティの延長でしかありません。
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