2012年の来日と松任谷由実さんとのコラボに合わせて作られた日本オリジナルのベスト盤です。 最新リマスター音源と書かれていますので、今回リマスターしたわけではなく、おそらく2006年のK2HDリマスタリングを使用しているものと思われます。
「青い影」は一般に多く出回っているオリジナルのモノラル&4分でフェードアウトのバージョンだけが収録されています。4分でしかも乱暴なフェードアウトというのは、今となっては誰もが短すぎると感じると思いますが、当時は商業ベースに乗せるために音楽がねじ曲げられることが多かったのだなと思います。 スタジオに持ち込まれた時点では4番まで歌詞があり、そのままでは10分近くになるので、(自主的に)リハーサル段階で歌詞を3番までにして7分くらいにサイズを縮めたけれど、更に短くするようプロデューサーに言われて今の形になったそうです。 その3番まであるバージョンはレコーディングされていないようで、歌詞は松任谷由実40周年記念ベストアルバム 日本の恋と、ユーミンと。 (初回限定盤)(DVD付)の歌詞カードで確認できます。通常1番と2番の歌詞の間にもう1番歌詞が入っています。3番までまたは4番まであるバージョンは、ライブ以外では聴くことができないようですが、世の中には4番までの歌詞も出回っているようです。 不自然なフェードアウトがない別テイクのステレオバージョンは30th Anniversary Anthologyで聴くことができます。別テイクといっても、大きく雰囲気が変わるわけではありません。歌詞は2番までの6分バージョンです。また、不自然なフェードアウトはあるが同じテイクのステレオバージョン(4:03)はDick Bartley Presents: Classic Oldies 1965で聴けます。
プロコル・ハルムはキース・リードの歌詞が特徴的ですが、このベスト盤にはオリジナルの歌詞とともに対訳も付いています。 「青い影」を基軸に考えると、同曲でもハモンドオルガンをひいているマシュー・フィッシャーが在籍していた最初の3枚を揃えるのもいいのですが、このベスト盤で全体を俯瞰するのも良いのではないかと思います。
昨年32年ぶり来日したProco Harum(プロコルハルム)のロンドンでのユニオンチャペルの12月行われたコンサートのDVDです。 曲目は昨年の来日コンサートに近い曲目で、あの時の感動が蘇ってきます。去年のコンサートに行くことができなかった人にも是非観ていただきたい作品です。演奏曲は昨年発売したthe Well's on fireの曲目を中心に1stから解散前の後期の作品を全21曲が入ってます。ラストの青い影は去年の川崎のクラブチッタでも歌った3番も収録されてます。 メンバーはオリジナルメンバーのゲイリー・ブルッカー(Vo.ピアノ)とマシュー・フィッシャー(オルガン)と再結成後のメンバーのジェフ・ホワイトホーン(ギター)、マーク・ブレンツキー(ドラム)、マシュー・ペッグ(ベース)です。ゲイリー・ブルッカーのインタヴューも収録されており、プロコルファンには自信を持ってお勧めできる作品です。
日本語版が出ていないので、画質音質に期待をして購入しました。期待通りのレベルで文句なしです。そしてこの値段。国内版であれば3倍くらいの値段になっているでしょうね。おすすめです。他のライブ物もブルーレイで出ていないのでしょうか。出ていれば絶対買います。
これはDanmarks Radio、通称"DR"、つまりデンマーク国営放送が2005年か2006年に収録した ソースのDVDです。まるで国民音楽祭の一部のようだが画質も音質もProcol Harumの作品としては 最高に良い。Mathew Fisherが消えているのでGary Brookerのピアノの音が良く聴けて超お買い得商品。 ASIN:B000001G7W Dietrich Fischer-Dieskau (Bass), Bach Wachet auf ruft uns die Stimme; Magnificat BWV 243が「青い影」のモチーフなので安いし一緒に購入すると面白いかも。
T-REXを初めて知ったのは、ある大学の軽音同好会にいたのがキッカケだった。当時、ボウイのレコードを持っていた。すくなくとも、「ZIGGY STARDUST」をレコードをききながら、ボウイと一緒に歌っていた。
その時に、あるギターリストと話した。彼によるとボウイを知っててマーク・ボランを何で知らないのか。僕の知っている限りボウイとマークのきずなは、本当に強いのだから、今から思えば、プロデューサーが、二人とも初期の頃は同じトニー・ビスコンティーなのだから、お互い本気で話せば気が合うに決まっている。かれは、優秀なプロデューサーでありながら、同じく優秀なベーシストであった。僕が偉くなりたいと、本気で思えば、彼のベースラインを徹底的に練習し始める。そして、日本一の音楽プロデューサーを目指すだろう。勿論、トニーがスキだからだ。
話がそれすぎたが、このDVDは、マーク・ボランのファン、ブライアン・フェリー、ブライアン・イーノの老若男女にお勧めのDVDだ。なんていったって、まだまだ音楽後進国の日本に居ながらDVDが簡単に手に入れられるのだから。それだけ、既に世界中のロックの歴史に大きな足跡をのこしているのだから、この三人が。
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