トム・ペティで知ってる曲は'I Won't Back Down''Rebels'Refugee''Mary Jane's Last Dance'くらいで、独特な癖のある声でキャッチーなロックを書く人くらいのイメージしかなくて(もちろんこれらは好きな曲ですが)…。
で今回ハートブレイカーズ名義では8年ぶりだそうですが、聞いてみて、先に挙げたような曲は全然無くてブルーズ・ロック、カントリー、などのオンパレードという感じです。ですが個人的には今年上半期のNo.1は「Peter Wolf / Midnight Souvenirs」かこれか?ぐらいハマリにはまって聞いてます。
他のレビューに書かれてように、意地悪言い方をすれば「重厚でないオールマン・ブラザーズ・バンド」や「迫力のないレッド・ツェッペリン」「何処かで聞いたビートルズのフレーズ」が表れてくると言うことも出来ますが、私はノー・プロブレムで全然気になりません。
このMojoを聞いていて感じたのは何故か「レイド・バック」と言う言葉。73〜74年頃グレッグ・オールマンが同名のアルバムを発表したり、クラプトンも461・オーシャン・ブールヴァードを出したあのころ流行ったLaid Back。そんな感じを受けるのは私くらいでしょうか?
現在50代初めの私ですが、もし私が20代でこのアルバムを聞いたら、きっとすぐオークションにでも出して売り飛ばしてるでしょう。現在の私にはとても心地よく聞けるすてきなアルバムです。
余談ですが「決してテクをひけらかす人じゃないけど全編にわたり、M・キャンベルが弾きまくっている!」というレビューがありましたが、この人ギターというのはとても良いのですが、印象に残るフレーズが無いのがちょっと残念かなとも思ってしまいました。(M・キャンベルのファンの人ごめんなさい!)
彼らのアルバムとしては最も”ポップ”な部類に入るアルバムだと思います。どの曲もシンプルなメロディ、アレンジで構成されていて、初めて彼らの音楽に触れる、という方にも適しているといえます。 冒頭を飾るアルバム・タイトル曲「The Last DJ」が、このアルバムのカラーを象徴していると言えます。ポップなだけでなく、最も”瑞々しさ”を湛えたアルバムだとも思います。といってもこのタイトル曲は、今のラジオ放送(およびDJ)の姿を痛烈に皮肉っている曲なのですが。”ラジオ大国”であるアメリカでこんな曲を発表してしまうのはむしろ、彼らの自信の表れとも受け取れますね。アメリカでは、「ラジオでのオン・エア量が、その曲(およびアルバム)のセールスを決定づける」とまで言われています。そんな状況下でこのような楽曲を発表してしまうことは、彼らにとって「致命傷」にもなりかねませんが、老いてもなお(失礼!)「言いたいことを言う」彼らの姿勢には、僕個人としては感銘を覚えます。 サウンドや楽曲に瑞々しさ、フレッシュさが増した分、前作までに見られていたアーシーな感覚が減退しているのは残念ですが、それは、ここ数年タッグを組んでいたリック・ルービンと袂を分かったことによるものが大きいのでしょう。それを「聴きやすくなった」と捉えるか、「味わいが無くなった」と捉えるかで大きく評価の分かれる作品だと思います。
「ふたりはプリキュア」のTVシリーズは、もちろん子供が見て楽しいアニメですが、大人の鑑賞に耐えるだけのストーリーの深さもあわせもっています。しかし、この映画は子供達に楽しんでもらえることに徹して作ったものと思われます。 人気アニメの映画であっても、映画館の中では終盤に近付くと小さいお子さんがむずがってくることがよくあります。これは子供にはお話が難しすぎて1時間以上も見ているのが苦痛になるのだと思います。 しかしこの映画は、プリキュアやルミナスの可愛さ、ど根性、カッコ良さを素晴らしい映像表現で前面に押し出し、ストーリーは付け足しと考えてよろしいかと思います。 映画館に来る主役は子供達なのですから、こんな映画にしてくれたことは大変に良いことであると思います。
この作品が発売された時には、「Leafはこの作品を足がかりに「R指定ゲームメーカー」というイメージを払拭して、一般向けゲームソフト業界に参入する気なのだろうか?」などと思ったものだがw
追加シナリオだが、これは目玉ではなく、あくまで再販にあたるおまけの一部と捉えるのが妥当だろう。その点を考えると、PS2版をプレイ済みの方は発売後の反応を待って購入を検討される方が賢明だろう。
作品自体は紛う事なき名作であるから、あなたがある程度のスペックのパソコンを持ち、なおかつPS2版をプレイしていないのなら購入してみてはいかがだろうか。それなりのグラボが積んであればPS2よりも快適にプレイできる筈だ。
エロシーンの追加が物議を招いているが・・・Leafの非陵辱系ゲームにおける性描写は基本的に(期待はずれと言って良いほどに)慎ましやかである。これよりも露骨なB級ハリウッド映画など、掃いて捨てるほどあるのではないだろうか。テレビで放映するわけでもないのだから、そうそう感情的になって頂きたくは無い。「18禁」という言葉に脊髄反射で嫌悪感を覚える方々は、「こっちのが好きな奴らもいる」程度の冷めた目線でスルーするべきでは無いだろうか?(最も、Leafのゲームをエロシーンだけを求めてプレイする人は少ないだろうから、私自身もわざわざ追加したことについては疑問を持っている。確かに、無いよりある方が良いかもしれないが。)
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