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のび太の日本誕生時の旅人

「魂の目的」ソウルナビゲーション―あなたは何をするために生まれてきたのか

現実と神秘のバランスが取れた人生の指針だと言える書。

人間を９つに分類しているとの
レビューがあったように思うが、少し御幣があると思う。
誕生数（生年月日を西暦にして全部の数字を足したもの）が
０〜９、それぞれの数の影響を受けているという話であり、
人のタイプが９種類しかないという話ではない。
実際、数字だけでも０〜９なので10種類の数字が出てきており
さらに、それぞれの数字についてもっと細かい分類がある。
例えば私は、29/11となるので、最終的に「２」ではなく
11という数字の影響を受けるため、「１」がダブルで影響するなど
もっと複雑な分類がある。

また、この本は「性格」や「資質」という観点より
「○○という不安に陥りやすい」など、
その人の「傾向」について書かれているので
性格を断定的に書いてあるような占いより
参考になることが多い。
また、今生で学ぶべき課題がわかり
どういった法則を学ぶべきかがわかるので
そのために、さまざまな体験を経ているのだと
客観的に自分の人生を振り返ることができる。

ただ単に、自分自身の本質を知りたい人というよりも
それをすでにクリアし始めていて
生まれてきた自分の今生での目的を
確認したい人に向いている。
この本の言葉が抽象的だとおっしゃる人もいるが
ある程度の「気づき」を得てきている人なら
わかる程度の言葉であると、私は感じる。
わかりにくいのは、この本と出合うタイミングでは
なかった可能性もあると思われる。

本を選ぶのに、必要なことは
人から聞いて、よかったからというのではなく
本人が本の扉を見て、何かを感じたり
タイトルに惹かれたり、書店で手に取りたくなったかなど。
大切なのは、自分自身の感覚だと思う。
私は人から聞いて、興味を持ったが
その人以上に、この本をたぶん気に入っている。
何度も読み返し、家族、友人、恋人を見てみたり
それぞれの相性のプラス面マイナス面もわかるのが
非常におもしろい。