最初観た時は、地味で暗く、あまり展開の無い刑事ドラマだと思った。 しかし、何話か観進むうちに、下町の淀んだ雰囲気と人情味にすんなり溶け込んで行けた。 犯人との撃ち合いで、先輩の風間を誤射してしまう影山刑事。警察の威信と影山を傷つけないため、胸に証拠の弾丸を抱えたまま摘出を拒否して生きる風間刑事。張り込みや犯人逮捕の折などに、風間が急に胸を押さえて苦しみ出すのが、毎回お決まりのハプニングとなっていた。 庇われていることも知らず、エリート意識でずけずけ物を言う新米刑事と、それを一人前に育てようとするベテラン刑事との対立が非常に面白かった。やがてはそうした先輩の“親心”を知り、ほんの少しずつではあるが風間を尊敬してゆく影山刑事。一言二言、短いやりとりにほろりとさせられた。 そして迎える衝撃の結末。強烈な一瞬間。かなりショックだった。呆然とした。すべてが最終回に向けての伏線となっていたのだ。完璧な最終回だと思った。そのことを、これでもかというくらいに痛感した。 一話ごとに観ると盛り上がりの無いドラマに見えるかもしれないが、全話通して観ると味わい深いシーンが随所に見出せる。これはシリーズとして本当によく出来た作品だと思う。
楽曲が豊富でなかなか聴き応えのある一枚です。 有名どころが入っているのでクラシック初心者でも、なじめるとおもいます。 私はクラシック初心者なので、このCDで自分が好きなタイプの作曲家を探して、更にクラシックを深めていこうと思います。 結婚式を考えてる方にも、挙式の音楽につかえる曲が入っているので、選曲するのにいいかもしれませんね。
修と亨、彼らは最高のコンビだ。第1話から、アクション、コメディ、サスペンス、エロスなどが渾然一体になってこんがらがりながら収束していく。ショーケン、水谷豊、岸田森、岸田今日子…と強烈な個性を持った魅力的なキャスト。あまりにも有名で軽快な音楽に乗せて流れるオープニング・タイトル。
特に第2話、寅さんも顔負けのたたき売りを見せる修と亨には大爆笑! ヤケクソもいいところ! これが観られるだけでももう御の字である。岸田森が毎回修たちのギャラを掠め取ってい狡猾な小悪党を演じる姿は、さすが名優らしい芸達者ぶり。西村晃の刑事役というのも珍しい。
どれもこれも面白いのであるが、特に第3話「ヌードダンサーに愛の炎を」では中山麻里が体当たりの演技を見せ、室田日出男も粋な男を好演する傑作。あともう一本市川森一脚本、川口晶がゲストの第7話「自転車泥棒にラブソングを」、これも名作である。いつ観てもいい作品だ『傷天』は。
ヘンデルの「私を泣かせてください <リナルド>」を聴きたくて買いました。
さすがワーナーの音源で、他の曲も演奏者と演奏が厳選されてます。
モーツァルトはアーノンクールのとトン・コープマン、
ピアノだけで聴かせるシューベルトの「アヴェ・マリア」(1曲目)も秀逸。
小指の思い出、坂口良子の巻が泣けます。
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