よく、9.11との関連で、検討違いな批判する人がいるけど、ランボーが手を貸してるのは、 タリバンとは違う解放戦線の兵士でしょう。タリバンが登場したのは、冷戦崩壊後ですね。 まぁ、はやりの反米主義の批評は、この手の単純アクション映画には相応しくないでしょうが、 敢えて言うなら、当時、世界中から全く相手にされてなかったアフガニスタンの苦しみを 唯一伝えた映画でもあった訳です。戦争なんてそれ自体が破滅と悲惨を生み出すだけなのに、 どこどこの核兵器は綺麗な核兵器とか言ってる人たちにはお勧めできない映画ですね。 単純にドンパチやってるのを楽しむ娯楽作品としては、それなりに評価出来ると思います。
しかし、スタローンの鍛え上げた鋼のような超人的な肉体は映画とはいえ凄すぎます。
正直、この3作目はスタローン暴走しまくりでストーリー性に欠ける印象が強いですが、
それでも大好きな作品です。最後までランボー=スタローンの最強コマンド節が炸裂します。
ランボー4「最後の戦場」が、もうすぐ劇場公開します。楽しみです。
アフガニスタンを侵略したソ連軍を相手にランボーはたった一人で戦いを挑む。捕虜になったトラウトマン大佐はソ連軍の大佐に、ゲリラの精強さを語った、「我々はヴェトナムで経験したが今度は君達(ソ連軍)の番だ」と。 最後にランボーは馬に乗り武装ヘリと戦う場面は傑作である。かつてアメリカが支援したムジャヒディン達が敵となってしまったのは皮肉だが、これが政治の延長としての戦争の現実なのだろう。この映画はアクションだけではなく、戦争の持つ悲惨さも描いている良質な映画ではないのかと思う。
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