タイトルが魅力的であり、「どんなことが書いてあるのだろう」と思い、読んでみましたが、ごく普通の本でした。 この本には、フィギュアスケートの採点方法や、その採点方法に合わせていかにリスクを減らしながら得点を積み上げるかや、コーチ、振付師の役割などが書かれています。 この手の本は、当然、新たな事実を発掘したり、関係者やコーチ、選手に取材したりして書くものと思いますが、この本は、そのようなアプローチは全くしていません。既存の書籍や情報を取りまとめて、著者なりに解釈したという感じです。 なので、多くのレビュアーさんが酷評するように「深みのない情報」とか「新たな事実が書かれていない」というような感想は当を得ていると思います。きっと、知識を持っているフィギュアスケートのファンの方々にとっては、取るに足らない本なのでしょう。 ただ、私の場合は、フィギュア・スケートについて知識がほとんど全くなかったので、それなりに楽しんで読めました。
今日、書店で購入し、一気に読み終えました。とても良い本でした。浅田選手ご本人や、舞さん、お母様、その他あらゆる関係者の方々に直接取材
をした上で丁寧に描かれています。
オリンピックシーズンのグランプリシリーズが不調に終わってからの全日本選手権までの2ヶ月間と、無事、出場権を獲得してから本番までの2ヶ月間、浅田選手がどのように過ごしていたのかを詳しく知ることが出来ました。特に、印象深かったのは、全日本選手権の2週間前の夜の出来事です。その時の彼女の心境を想像するだけで、息苦しくなります。そして、彼女にとって舞さんがどれほど大きな支えとなっているのかを改めて知りました。よくお二人は、「自分たちは姉妹というよりは親友に近い」と、話されていますが、私の印象では「戦友」に近いのではないかと思います。
この本の最後に、浅田選手の大きな夢が語られています。彼女が、その夢を叶えられるように心から祈ります。そして、これからも全力で応援し続けます。
何とか、通読しようと毎日数ページずつ読んでいるが、英語が難解すぎる。決して平易な英語で著述されている訳ではない。私は、今迄にも何冊か英語の教科書を読破してきたが、この教科書を読む為には、かなりの英語力が必要とされる。しかし、おそらく世界中で最も多く読まれている内科学の教科書であり、英語を母国語としない国でも教科書として使われている筈だから(そんなに多くの国でこの教科書の訳本が出版されているとは考えにくい)日本人も教科書として使用すべきであるのは承知で有るが、朝倉内科学を読破する時間の何倍もの時間を要するであろう。私は決して英語が苦手ではないが(むしろ得意だが)この本を読破するには、最低2年はかかりそうである。そう行った事情を加味すると、日本語の教科書を読む方が、良いのだが日本語の教科書ばかりを読んでいてはいつまでたっても、英語の教科書を読めるようにはならない。結論から言えば、意欲ある医師は通読する事にトライする事を推奨する。専門用語は、インターネットのオンライン辞書で調べる方が時間の節約になる。専門用語以外の文章の難易度は、おそらく英検1級程度になるだろう。決して平易な文章ではない。他のレビューアーの「英語は読みやすく書かれている。」と言うのははてな?と思わせる。いずれにせよ、心して読むべし。読むなら通読せよ。
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