すでに主演のピーター・ウェラーは「2」を断わっていたがN・アレンと監督のアービン・カーシュナーに説得され渋々出ることに。「1」よりもさらに素顔の写らないP・ウェラー。彼も流石に「3」には出なかった。「1」の監督をしたP・バーホーベンはあっさりと降りた。やはり彼は続編のリスクを充分知っていた。背景としては「1」がヒットしすぎて「2」を作らない訳にはいかなくなってしまった事情もあったのだけど、前半は「1」のようにやたらとバイオレンス性が出てしまって中盤からは尻すごみになっていく感は否めません。犯罪者を利用してロボット警官を作るというストーリーも無理があります。終わってみれば「3」への予告編みたいな映画でした。監督もスタジオからそう言われてせざるを得なかったそうです。 子供が悪役というのは、残念な事に先見の明がありました。
近未来ロボットSF「ロボコップ」の続編。
今回は、腐敗した市と企業と犯罪組織が欲望をむき出しにして互いの利権を争う中、法と正義の象徴であるロボコップがどう動くかを書いた傑作。
正義が何たるか、サイボーグに人権は認められないのか、といった彼の存在そのものの是非が問われる中、強者の傲慢さの象徴たるロボコップ2が登場し、戦争のごときラストバトルを迎える。
本作では、TV放送では残酷すぎる故にカットされたシーンも収録しており、まだ劇場での完全版を見たことない人も、改めてみればまた衝撃を受けることだろう。
ただし、惜しい点が二つ。
一つは、ラストの爽快感がいまひとつなこと。それが故に、公開された当初の評価もあまりよいものではなかった。
もう一つは、この復刻版のロボコップの声優が合ってないこと。
初代の復刻版の声優陣は、かつてTV版での吹き替え担当と同じ人々であり、当時の日本語版を見た人も違和感なく見れると思う。
しかし本作のロボコップの吹き替え声優だけは、なんだか全然合っていない(気だる過ぎる声)。
それであるが故に、当時のロボコップの声を知る私には、違和感を感じざるを得なかった。
余談だが、この映画の舞台となるデトロイト市は、実在するアメリカの都市である。
このようなデトロイトのイメージダウンに繋がりかねない映画を全世界に向けて発信されて、何も問題は起きなかったのか、非常に興味深いことである。
このゲームは、ロボコップのファンにはたまらないと思います。なぜなら、ロボコップの機能を忠実に再現し、武器も映画で出てくる物を使用しているからです。それに、映画でおなじみのED-209やオムニ社、そのほか多数のキャラクターが出てきます。ファンなら是非買ってほしい一本だと思います。
たいていのロボコップファンはピーターウェラー主演の2作目までを評価して、3作目は問題外とする風潮が有るようですが、私は敢えてオススメしたい。 だいたい「ロボコップ」自体がSFアクションのパロディーみたいなモノなんですから、おおらかな気持ちで楽しみたいもんです。 相棒の女性警官(ナンシーアレン)が死んでしまう処は素直に泣きましょう! 空を飛ぶシーンはわくわくします! 昔の映画なので合成画面に不満が有るかも知れないけど、デジタル技術でかなり改善されてるでしょう。 終盤、警官達がバッジを投げ捨てて住民側に味方する場面で再び涙です! かく言う私もこれから注文するのですが(笑)!
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