ペンキ工場や絵の具工場、クレヨン工場が爆発してみんなペンキやクレヨンだらけ。カレーもオムライスもお母さんもお父さんもみんなです。でもみみずのオッサンだけはペンキや絵の具やクレヨンを食べて土に返してくれます。独特の色使いが心騒がせるような落ち着かせるような・・・。大人が読むと意味不明な感じですが、うちの子供達はすごく気に入って何度も何度も読み聞かせました。
長新太先生は、宇宙を描く作家です。マクロから、ミクロへ、ミクロから、マクロへと、飛び交う多くの作品のなかで、この「ごろごろにゃ~ん」は長先生の私的散文のような、視線が素直に見える傑作です。 子供達は直感的に、長先生の中の”自由”に呼応して、大空の遠足に、みんなで行ってくるのです。その目のなかに、大人のみなさんが、子供達の中の事実を読み取る、柔軟性を回復することを願います。 この絵本で、目を輝かせない子を、ボクはたぶん心配してしまいます。子供、大人の、心のリトマス試験紙にもなる、あなどってはならない超名作です。
キャベツくんはキャベツの顔の男の子。そこへブタヤマさんというブタがやってきます。 ブタヤマさんはお腹が空いてキャベツを食べたくなります。でもそれは困ってしまうので、ボクを食べるとこんな事になるよ...とブタヤマさんを驚かす。「ブギャ!」と言っては驚くブタヤマさんにはまります。 2人(?)のコンビがとってもキュートでおかしくて....。 笑いのセンスも抜群の長新太さんの代表作!!!!絶対おすすめ。親子で笑ってね。
長新太さんといえばおはなしの展開やイラストがとてもユニークで知られていますが、この絵本もその一冊です。 まず見開き煮は地平線が一本ひいてありそこからお話は始まっています。そしてこの絵本にある言葉は「しーん」と「でました」の2つだけ!地平線のある風景のなかに男の顔や、船やなんだかいろんなものが出てくるのです!こんどはなに!?ってページをめくる楽しさもあり、せりふも究極に少ないので2歳の娘は存分にこの絵本を楽しみました!
タイトルを読むと4歳児がすかさずつっこむ。 「あたまゴムかよっ」 かなりツボにはまったらしく、大ウケ・・・。 特にハリネズミの意外な行動には、大人も驚くはず。
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